2023年8月9日 午前11時2分
あの日から78年の長崎へ向けて黙祷のはずが、、、
来客があり叶わず
結局、約1時間後に黙祷(_ _)
そして
ヨウツベで前市長・田上さんを彷彿とさせる現市長・鈴木史朗さんの平和宣言を見て感動する
左が田上・前市長 右が鈴木・現市長
まず、鈴木市長は長崎に投下された原子爆弾により16歳で背中に大火傷を負った鈴木稜嘩(スミテル)さんの体験を語り、その後、国内外で核兵器廃絶を訴え続け生涯をその活動に捧げ6年前に他界した稜嘩さんの遺してくれた言葉を『まさに今の世界を予見したかのようだ』と伝えてくれた
その言葉とは
過去の苦しみなど忘れ去られつつあるようにみえます
私はその忘却を恐れます
忘却が新しい原爆肯定へと流れていくことを恐れます
そして鈴木市長は「長期化するウクライナ侵攻の中で、ロシアは核兵器による威嚇を続けています。他の核保有国でも核兵器の依存を強める動きや、核戦力を増強する動きが加速し、核戦争の危機が一段と高まっている」と警鐘を鳴らし、こう訴えます
「78年前に原子雲の下で人間に何が起こったのか」という原点に立ち返り「今、核戦争が始まったら、地球に、人類にどんなことが起きるのか」という根源的な問いに向き合うべきです
そして、核兵器を持つことで自国の安全を守るという『抑止力』を前提としたG7の首脳たちによる『広島ビジョン』について、危惧し、こう述べます
核抑止に依存していては、核兵器のない世界を実現することはできません
私たちの安全を本当に守るためには、地球上から核兵器をなくすしかないのです!
さらに
核保有国と核の傘の下にいる国のリーダーに訴えます
今こそ、核抑止への依存からの脱却を勇気を持って決断すべきです
対決ではなく対話によって核兵器廃絶への道を着実に歩むよう求めます!
さらに!
日本政府と国会議員に訴えます
唯一の戦争被爆国の行動を世界が見つめています
核兵器廃絶への決意を明確に示すために、核兵器禁止条約の第2回締約国会議にオブザーバー参加し、1日も早く条約に署名・批准してください
さらに!!
地球に生きるすべての皆さん
1度立ち止まって考えてみてください
被爆者は、思い出すのも辛い自らの被爆体験を語ることで、核兵器がいかに非人道的な兵器であるかを世界に訴え続けてきました
この訴えこそが、78年間、核兵器を使わせなかった『抑止力』となってきたのではないでしょうか
その被爆者の平均年齢は、今年85歳を超えました
被爆者がいなくなる時代を迎えようとしてる中
この本当の意味での『抑止力』をこれからも持ち続けられるか
そして核兵器を廃絶できるかは、私たち1人ひとりの行動にかかっています
さらに!!!
日本政府には、被爆者援護のさらなる充実と1日でも早い被爆体験者の救済を強く求めます
原子爆弾により亡くなられた方々に心からの哀悼の意を捧げるとともに
長崎は、広島、沖縄、そして放射能の被害を受けた福島をはじめ、平和を希求するすべての人々と連携し
『平和文化』を世界中に広め、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に力を尽くし続けることをここに宣言します!
ブラボー!!!
鈴木市長!
その力強く熱い『平和宣言』胸に響きましたぞ
そんな全文は長崎市のホームページでど~ぞ