
次の作品をあれこれ悩みながらも、作ってから反省し考えることにしてとりあえず制作に向かいました。
粘土でのエスキースです。頭と腕は木彫で、胸の部分は別な石を継ぐ予定。

10㎝角で長さ25㎝以上の割れのない部分を確保できる自然石はあまりありませんが、これならばと使いました。

荒削りでなんとか間に合いそうです。

ここまで一日1~3時間ほどの削りで二日でできましたが、三日目に1時間ほどの作業を終えて後片付けをしていると、団地の駐在さんがやって来て、「朝から晩までうるさくてたまらない」という苦情の電話がありなんとかならないかということでした。アトリエを見せると、「これは趣味ではなく仕事だ」と理解を示してくれましたが、「2~3年かかったとしても人里離れたところに電源を確保して仕事ができる場所を見つける努力をしてください」と言って帰りました。
次の日から車庫のシャッターを閉めて中で1時間程度作業しましたが、珪肺の心配はともかく、猛烈な粉で形が良く見えないので制作が進みません。1時間弱車で行ったところに共同の別荘があるので、そこで心置きなく石を削ってきましたが虫がすごく何カ所か刺され、形も失敗したところがあり、一部やり直しです。少し削ってアトリエで十分検討して続きの作業ということができず、虫との格闘で闇雲に削った結果でした。やり直しがきくのでノンビリ行きます。
それにしても1メートル位まで近づいても黙っている人を馬鹿にしたようなキジで、庭を追い回してやっと隣の庭に逃げていきました。
