本日は、気になる情報が入りましたので、一般質問のご報告を一旦飛ばして、そちらの話題を。
皆さんにも是非ご意見をお寄せいただきたい内容です。
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来週11/6(木)に、阪神甲子園球場で西宮市中学校連合体育大会(通称、中連体)が開催されます。
開会式は、各校の代表生徒(生徒会の役員等)がグラウンド上に集まるのですが、その際の靴の色について「白基調でなければならない」と強く指導されていることを知りました。
近年、いわゆる「ブラック校則」が問題視されるようになったこともあり、全国的に、公立中学校における校則の見直しが推進されています。
私は、2022年9月議会の一般質問で本件を取り上げており、西宮で校則見直しを本格化させることに、一定、貢献したと考えています。
↓当時の記録↓
https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12762911484.html
こちらには全校の校則を一覧でまとめた資料も掲載していますが、質問を行ってからの3年間で取り組みは大きく進捗しました。
特に靴や靴下については、かつては白系が多く指定されていたものの、今では色を指定しない学校が増えています。
そんな中、中連体では絶対に白。
…なんで??
制服の一部のように、みんなが白の運動靴を履いていた時代ならともかく。
今は白の靴を持っていない生徒も多いんですよね。
わざわざ買わないとあきませんかね。
他の色の靴が、公式にその学校の生徒の服装とされているのに、白でなければならない理由などないはずです。
にもかかわらず、「今は白い靴を持っていない生徒もいるから、他の色も認めては」という現場からの問題提起に対し、中連体を開催する体育連盟と市教委は、それを頑なに認めないようです。
さらに驚くべきことに、白の運動靴を持っていないなら、上履きや体育館シューズで代用せよと指導しているとのこと。
いやいや、どっちも室内用の靴やん。。。
甲子園の土の上歩いて、家で洗って、また上履きとして使えと??
白以外の運動靴も認めたらえーだけの話ですやん。
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この状況を把握し、急ぎで教育委員会の担当者と協議したところ、開催までの日数が限られていることや、上記の代替策(上履きや体育館シューズ)があることを理由に、運用を変えるつもりは無いとのこと。
まだ6日ありますよ?
一度周知したことを変更するの、そんなに嫌ですか??
なにか不都合があったら速やかに改める、そんなの民間企業では当たり前のことだと思いますが。。。
なぜここまで頑ななのか、理解に苦しむ。
○来年度には運用を変更するための協議を前向きに行うこと
○どうしても用意できない生徒には個別で対応すること(要は、何らかの方法で主催者側が靴を用意するということ)
の2点はなんとか約束させましたが、後者について、全校へその旨を通知するつもりはないとのこと。
…そんなん、後で他の人が知ったら「それやったらウチも対応してほしかったわ!」って言われるやん。
なんでオープンにやらないかなぁ。
すぐ密室で物事を進めたがる、うちの市役所・市教委の悪いところがまさに出ていますね。
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私は個人の自由を極端に重視する主義・思想ではないから、集団には一定の規律が必要なことは理解しているし、そのために服装などの統一を図ること自体には、別に反対してないんですよ。(このことは、前から言っているつもり)
お読みの方にも、「中連体の1日くらい、白の靴はいたらえーやん」とお感じの方がいらっしゃるかもしれません。
私がこだわっているのは、「校則の見直しを積極的に進めて、靴の自由化を積極的に進めている」ことと、「中連体で白基調の靴を強制する」ことに、整合性が無いからなんですよ。
同じ市の教育委員会が進めていることで、同じ生徒たちを対象としているのに、片方ではルールを緩和し、片方では厳格なまま。
校則の見直しは生徒が主体的に取り組むべきもので(これもずっと主張しています)、その結果として実現した「靴の色は自由」というルールは、全市的な行事でも尊重されるべきだと思うのです。
儀式だから統一!白!って考え方のようですけど、じゃあ他の式典や行事はなんでOKなんでしょう。
例えば合唱コンクール、みんなバラバラの靴やけど、どのクラスも団結して、厳かな空気もちゃんとありますよ。
これ、合理的な説明ができますか?
合理的な説明ができないことを、推し進めたらだめですよ。
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開会式に出る生徒の靴の色は指定しない。
どうしても今年は色の指定をするというなら、用意できない生徒に対し、主催者側が靴を用意することを、明確な方針として全校に通知するべき。
この2点を引き続き強く求めてまいります。
皆さんのお声をぜひお寄せくださいませ!
≪関係各位へ≫
私に対する情報源を洗い出す、「犯人捜し」のような行動は厳に慎むよう警告する。
万一、そうした事象が確認された場合には、今回の投稿とは比べようのないほど強く糾弾するとともに、然るべき対応をとることを申し添える。
