先週の土曜日は、お声がけいただいて母校・関西学院高等部へ。
進路講演会ということで、1年生を対象に市議会議員の仕事についてお話してきました!
このような形で母校に帰れるとは、嬉しい限りです。
貴重な機会を頂いた先生方、熱心に聞いてくださった生徒の皆さん、ありがとうございました!
■□■□■□■□■□■□
さて、そんな明るい話から一転、今日のご報告は私が強い憤りを感じている件。
本市の中核的な市立ホールであるアミティホールにて、重大な不具合が発生しているのです…
ホールの舞台上は、反響板という板で囲まれ(アミティの場合、天井2枚・左右の壁・奥の壁の計5枚)、響きを豊かにしています。
音楽の公演には必須ともいうべき設備ですが、昨年末、このうち天井の1枚に不具合が見つかり、使用できない状態になりました。
プロのコンサートは中止になり、他の団体さんは響きも見た目も悪い中で使用せざるを得なくなっています。
中高生にとっては「人生に一度限りの大事な本番」なんてこともあるのに…こんな事態を招いたこと、申し訳なさすぎる。。。
1枚が故障したなら、他の4枚も同じような事態となる可能性が高く、本来であれば5枚同時に新調するべきだと思うんですが、予算が段取りできない(1枚だけでも約1,000万円かかる)、休館しないといけない、ということで、1枚だけを取り急ぎ入れ替えることに。
その工事も、4月の中旬まで実施できず、現在もアミティの天井には反響板の無い状況が続いています。
■□■□■□■□■□■□
アミティは現在築57年で、2019年に「阪神西宮駅の北地区に移転する」という構想が示されました。
2019/12/23「速報!~どうなるアミティホール~」
https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12561702393.html
しかし、2022年に「市役所本庁舎とあわせて現地で建て替える」方針へと転換。
その時期は早くて2034年、実際にはもっと先の時期の整備とされることが予想されます。
2022/11/25「アミティ移転計画、見直し!」
https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12776317266.html
建物自体が古いことに加え、舞台や付属スペースの狭さ、バリアフリーへの対応等を考えれば、建て替えが望ましいことは間違いありません。
それでも、市全体で多くの公共施設が更新を必要としており、財源も限られている中で、アミティだけ特別扱いするわけにはいかない。
そんな思いから、修繕しながら使っていくという方針にも反対はしませんでした。
…でもね、じゃあせめて普通には使わせてくださいよ。
別にピカピカの新ホールを作ってくれと言っているわけでも、芸文みたいな豪華なホールを整備しろと言ってるわけでもないんですよ。
こんなことが起きる前に、最低限の維持・修繕はしてくださいよ…
私はずっと吹奏楽をやってきて、今も関わりを持っているので、当然みなさんとこの話題になりますよね。
「音楽と出会う街、って言ってるのにね。。。」
「建て替えの話も延びたし、どうなってるんや…」
そんなお声をたくさんいただきました。
怒るというより、悲しいわ、残念やわというお言葉が多く、この状況を未然に防げなかった自分にも責任を感じたところです。
■□■□■□■□■□■□
音響設備の改修は2025年度にようやく設計業務が発注され、実際の施工は2026年度以降となります。
必要な改修箇所の洗い出しと施工へ早期に着手していれば、今回の事態は防げたはず。
また、改修が必要なのは設備だけではなく、市民会館・ホール全般に及ぶため、多額の事業費と、1年以上の長期休館が必要と予想されます。
休館となれば、また利用者の方々に多くのご迷惑をおかけしてしまいますね…
アミティの他の設備で、二度と同じことが起きないように。
他の公共施設でも、同様の問題を引き起こさないように。
単に「お金が無いから出来ません」で終わるのではなく、本市の公共施設マネジメントにおける構造的な課題なのではないか?という問題意識から、今回、本件を代表質問で取り上げました。
次回以降、その具体的な内容をお届けいたします!