あけましておめでとうございます!
年明けは5連休、しっかりと休ませていただきましたm(_ _)m
議員になってから、3日以上連続した休みは初めてだったような。
本日から気持ちを新たに頑張ってまいります!
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一般質問のご報告、本日からは「財政構造改善実施計画の進捗管理」です!
本市は2022年度決算で約42億円の実質単年度赤字を計上したことを機に、財政構造改善の取り組みを打ち出しました。
以前から財政状況の厳しさを指摘されていながら、この事態を招いた市の責任は重大で、この取り組みも議会から追及されてようやく重い腰をあげた…というのが実情です。
基本方針を打ち出してから具体的な内容が提示されるまでに1年以上を要したことも、スピード感・危機感を著しく欠きますが、何はともあれ、2024年11月7日の総務常任委員会で実施計画の素案が提示されました。
パブリックコメントを経て2月に実施計画が確定するため、今回の一般質問において、計画素案に対する問題提起を行いました。
素案には、年間約40億円の収支改善に向けた取り組みが並べられており、「内部事務経費の削減」「事務事業の見直し」といった大きな分野ごとに、各年度の効果額が掲載されています。
しかし、その中の「公用自動車の保有台数の削減」「医療費助成制度の見直し」といった個別の取組項目については、各年度の欄が矢印で表記され、5年間の合計金額しか記載されていないんですよ…(写真参照)
各取組の是非は一旦置いて、計画全体を見たときに、私はここが一番大きな問題だと考えています。
計画目標を実現するためには、進捗状況を正確に管理し、遅れが見られる場合にはスピーディーに対策を講じる必要があります。
しかし、5年間の合計金額だけでは、取組が計画通りに進んでいるのか、判断できません。
私たち議員には、二元代表制の一翼として当局の取組を厳しくチェックし、指摘や提言を行う責務がありますし、市民生活への影響が避けられない計画だからこそ、その状況は常に市民に対して開示されているべきです。
取組項目ごと、年度ごとの目標効果額は、当局だけが把握していればいいという情報ではありません。
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そこで私が行った質問はこちらです!
(たかの)
財政構造改善実施計画において、取組項目別・年度別の効果額を明示するべきと考えるが、市の見解は。
(市当局)
財政構造改善の取組の透明性を確保するため、最終の計画を策定する際には、可能な限り、取組項目別の年度ごとの金額がわかるものをお示しする。
(たかの)
取組項目別の年度ごとの金額が分かるものを示すとの考えは前向きに受け止めるが、「可能な限り」との答弁には疑問が残る。
年度ごとの目標効果額を示さない取組項目もあるということか。
なぜ、明示できない場合があるのか。
(市当局)
取組内容によっては、関係する団体等との協議中のものもある。
年度や金額を明示することで、今後の進捗に影響を与える恐れがある場合は差し控えることもありうる。
⇒取組項目別の年度ごとの効果額を示す、との答弁を引き出せたので、5年間の合計金額しか記載されていない現在の素案に比べると、かなり前進させられたのかなと思います!
ただ、再質問している通り、「可能な限り」はおかしいですよね…
交渉相手がいる項目であっても、市として目指す金額を提示することは可能ですし、そうあるべきです。
例外なく全ての項目について取組項目・年度別の効果額を明示するべき&現段階で未定の項目についても内容を早期に示すべき、と申し述べてきました。
それでは今日はこのへんで!