所管部署を超えた取り組みが必要です! | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・34才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

例年、この時期の週末は屋外イベント続き。
すでに日焼けしまくってるんですが、9月には真っ黒になってる予感…笑
色んな役割を頂いていることに感謝しつつ、もちろん仕事も手を抜くことなく、この夏も熱く過ごしてまいります!

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さて、市の集会施設と聞いて、皆さんはどの施設を思い浮かべるでしょうか。
公民館や市民館、共同利用施設。
地域の団体に所属している方なら、男女共同参画センター、大学交流センター、勤労会館などをよく利用されているかもしれません。
添付資料に示した通り、これだけ多岐にわたる西宮市の集会施設は、それぞれの担当部署で管理・運営されてきました。

 



もともと、それぞれの施設には、それぞれの整備目的がありました。
公民館なら社会教育ですし、男女共同参画センターや大学交流センターは施設名称の通り。
でも、実態としては、男女共同参画の取り組みと無関係な会合も男女共同参画センターで行われていますし、大学生や大学との交流と無関係の団体が大学交流センターを利用していることも多いのが実態です。
それなら、これらは「集会施設」として一元的に管理するべきだと思うのです。
※あくまで施設管理のお話で、男女共同参画や大学交流といった施策が不要と言っているわけではありません。

施策目的や担当部署が分かれているために、同じ建物内に存在する集会施設でありながら、窓口が分かれている事例も複数存在しています。
なんて非効率な。。。
また、コロナ禍では、緊急事態宣言に伴う開館・閉館の判断や周知のタイミングが施設によって異なり、大きな混乱を招きました。
私も楽器関係の友人から多く問い合わせを受けたなぁ…
前回、集会施設の地域偏在について記しましたが、特定の地域に施設が集中しているのも、それぞれの部署が個別に整備を行ってきた結果と言えます。

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そこで、今回の一般質問では以下の質問を行いました!

(たかの)
集会施設の集約・廃止による適正配置について、集会機能を有する施設を全て網羅したうえで所管部署を超えて一元的に対応し、施設総量を削減するべきと考えるが、市の見解は。

(市当局)
本庁舎周辺に所在する市民会館や勤労会館は、本庁舎周辺公共施設の再整備の中で施設の統合を進める方針としている。
公民館、市民館、共同利用施設といった市民集会施設は、コミュニティ施設として一元的な管理運営を目指すこととしている。
西宮北口周辺に所在する生涯学習関連をはじめとした施設については、体制を整備した上で一体的な管理に取り組む。
なお、各取組を進めるにあたり、市民集会施設以外で集会機能を有している施設の状況も踏まえながら、行政経営改革、財政構造改善の観点からも効率的かつ効果的な配置となるよう検討していく。
施設総量の縮減については、各取組内容における施設総量の縮減効果を検証しながら、更なる総量縮減につながるよう取組みを進める。

⇒ポイントは4文目の「市民集会施設以外で集会機能を有している施設の状況も踏まえながら~効率的かつ効果的な配置となるよう検討」ですね、この答弁を得られたことは一歩前進。
ただ、本庁舎周辺や西宮北口周辺をピックアップした答弁だったことには違和感があり、一元管理は特定の地域ではなく全市的に進めなければならない課題であることを、意見として強く申し述べてきました。

それでは今日はこのへんで!
次回は、今後求められる集会施設の方向性についてご報告いたします!