3月議会が始まっています | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・34才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

各SNSでは先行してお知らせしておりましたが、3/5(火)の14時頃から、西宮市議会本会議場にて一般質問を行います!

今回は以下6点のテーマを取り上げます。

 

①学校給食におけるアレルギー対応の強化

②私立幼稚園の人材確保に対する支援

③学校園等文書集配業務の見直し

④集会施設のあり方

⑤市営住宅における駐車場使用の適正化

⑥財政構造改善に対する市長の取り組み姿勢

 

ただいま、鋭意準備を重ねておりますので、ご関心をお寄せいただければ幸いです!

 

★インターネット中継はこちらから★

https://smart.discussvision.net/smart/tenant/nishinomiya/WebView/rd/council_1.html?referrer=https%3A%2F%2Fwww.nishi.or.jp%2Fnishinomiyashigikai%2Findex.html

 

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一昨日と昨日の2日間にわたって行われた代表質問は、各会派のスタンス、特に財政難に対する認識や温度感が表れており、非常に興味深いものでした。

もちろん、私たち会派・ぜんしんは、財政状況が厳しいという前提のもと、徹底的な改革を求める立場。

その視点で、幹事長の澁谷議員が市長の見解を質したやりとりをご紹介します。

 

≪ぜんしん≫

市長はなぜ施政方針で「OPEN!西宮」や文教住宅都市のバージョンアップ、18歳までの医療費無償化などの市民との約束や公約に触れなかったのか。これらの施策をどうしたいと考えているのか。

 

≪市長≫

施政方針は新たに取り組む施策等が中心となり、市長就任以降、私が表明したことの全てを網羅するものではないが、これまで述べてきたことについての思いは変わっていない。現在の財政状況は厳しい状況ではあるが、引き続き公約の実現に向け、少しでも前進するよう努力する。

 

≪ぜんしん≫

(令和2年度からの行政経営改革に関する経緯を踏まえ)このように対応が後手に回り、結果、本市財政が、このような状況に陥ってしまったことに対する見解は。

 

≪市長≫

令和元年10月に「行政経営改革基本方針」を策定し、行政運営の仕組みを変える取組を進めることとしたが、財政状況について、その段階では今ほど強い危機感は持っていなかった。このような中、令和4年度決算では、財政基金を21億円取り崩して収支不足を補うような状況となり、速やかに収支改善に着手する必要性があると判断し、財政構造改善の取組を進めることとした。振り返れば、財政が赤字基調に進みだした時期にコロナ禍が重なり、財政状況の実態を把握しづらかったことがあるが、いま取組に着手できたことを前向きにとらえ、全力を尽くしていく覚悟。

 

≪ぜんしん≫

長期的な収支均衡の重要性はもちろんだが、例え一時的なものであっても、収入の拡大と支出の削減が欠かせないことは言うまでもない。この点についての見解と、具体策は。

 

≪市長≫

ご指摘については市としても同じ考えで、抜本的な収支改善が図られるまで、予算編成が可能な財政基金の残高を確保することが重要と考えている。歳出においては、短期間での大幅な削減を見込むことは厳しいものの、数年後の改善に向けて足掛かりになるものに着手しながら、当面の効果額を生み出していきたい。歳入においては、一時的な収入にはなるが、未利用地の積極的な売却等によって財源の確保を図っていきたい。このような取組により、財政基金の残高を一定確保しながら、目標年度の収支均衡を目指す。

 

≪ぜんしん≫

市長が言う「危機的状況」とは、どういった状況のことを指すのか?

 

≪答弁≫

市としては、今まさに強い危機感を持って対応すべき状況であり、非常に重要な局面であるという認識。絶対に避けなければならない状況として、基本的な市民サービスを提供することが困難になる状況が危機的状況と考えている。今後、深刻な財源不足が生じ、予算執行に支障をきたすことのないよう、確実に財政構造改善の取組を進めていく。

 

※同趣旨の質問を先に維新の会さんが行ったため、当会派は質問を取り下げて意見のみ申し上げました。維新さんへの答弁を転載しております(多田議員、ご快諾いただき有難うございます!)。

 

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実現がほぼ不可能と見られている公約について「少しでも前進するよう努力する」、2019年時点では「今ほど強い危機感は持っていなかった」等、突っ込みどころが多すぎる答弁で、改めて市長の認識の甘さが浮き彫りになりました。

この続きは、一般質問の最後の項目で私からも質していきたいと思います!

 

それでは今日はこのへんで。