認知症診断制度、いつから始めるの? | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・35才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

いきなり寒くなりすぎやろ…秋どこいってん…
なんかここ数年、こういう気候多くないですか(´・ω・`)
皆様どうかご自愛くださいませ。。。

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さて、前回までの投稿で、認知症診断についての考えを記してきました。
そして以下が、本会議で行った質問と答弁です!

(たかの)
認知症の早期発見・早期対応を実現するため、一定以上の年齢の高齢者に対し、認知症診断の受診勧奨を早急に進めるべきと考えますが、市の見解をお聞かせ下さい。

(市当局)
認知症対策は市としても重要と考えており、現在、策定中の高齢者福祉計画・西宮市介護保険事業計画において基本施策の1つとする予定です。また、認知症施策では早期発見・早期対応が重要な取組であると認識しており、本市では、市長公約である認知症診断制度の創設に向けて令和4年度から検討を行っているところです。これまでに、本市で認知症診断を実施するにあたっての検査項目、検査方法などについて、西宮市医師会や兵庫県認知症疾患医療センターなどの医療関係者と協議を行いました。今年度は、認知症施策全体について協議を行うために設置をしました「認知症施策検討委員会」で、構成員である医療・介護の専門職や当事者である認知症患者のご家族などから、認知症診断制度の実施方法や受診後のフォロー体制などについてのご意見をいただきながら検討を進めているところです。

(たかの)
市の実施する健康診査および検診のメニューに、認知症診断を加えるべきと考えますが、市の見解をお聞かせ下さい。

(市当局)
認知症診断の実施方法については、受診者の利便性や受診率の向上、経費節減を考慮すると、他の健康診査や検診と併せて実施することが有効であると認識しております。また、令和4年度の医療関係者との協議において、対象者は65歳以上とし、特に認知症の有病率が高くなる75歳以上には積極的な受診勧奨が必要とのご意見をいただいております。市ではこれらのご意見を踏まえ、75歳以上が対象である長寿健康診査と認知症診断を併せて実施することができないか、関係課で協議を行っているところです。他の健康診査や検診のメニューに認知症診断を加えることについては、受診者の対象年齢が異なることなどから、まずは長寿健康診査と併せて実施できないか検討してまいります。

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1点目については「はい」「いいえ」で答えられる質問にしているのに、どっちとも答えない、いかにもお役所的な答弁。
事前に協議しても、なぜかこの部分は頑なにこちらの主張を呑まなかったんですよね…
当然、納得がいかなかったので再質問を行いました。
※写真は再質問の様子。ここは原稿を読み上げるのではなく、市に詰め寄るモードです!

 



(たかの)
1問目に対しては、「検討を進めているところです」というご答弁で、「今こんなことをやっています」という内容に終始しておりました。私は「早急に進めるべきと考えるが、市の見解は」とお聞きしているので、「早急に進めるのかどうか」を答えていただかないと、不十分です。そこで、再質問します。公約関連ということもありますので、ここは市長にお尋ねします。認知症診断制度の開始は、何年度を目標に進めていますか。

(市長)
この件について、時期を申し上げられる段階にまで煮詰まっていたら言いたいんですが、いま現時点で明言できるところには、恐縮ですが、ございません。一方でこの件に限らず政策を徒に遅らすことはなく、何事も遅滞なく、進めたいと思っております。先般、国の方で6月に、いわゆる認知症基本法も成立しまして、10条には国の責務で財政措置なんかも書いてあってですね、厚労省の概算要求の中で大きく盛られてるかなと思ったらそうでもないんで、じゃあ市としてはどこまでどうしようかなというところは正直悶々と考えているところであります。そういう意味ではですね、いずれにしましても国全体のことでもありますし、私自身の問題意識、そしてそれを受けてまた2期目にあるわけですから、いずれの時期に、またどういう形で、いつからというようなことをご報告できればと思っております。

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調整中であっても、政治家である市長なら「○○年度を目指します!」くらいは言ってくれるかと思ったんですが、ここでも無難な答弁に終始しました。
残念ですが、選挙公約に掲げられている以上、現在の市長任期である2025年度中には必ず実現されるはず。
年度こそ明言はしなかったものの「遅滞なく」という言葉を得ましたので、引き続き早期の実施を求めつつ、展開を注視してまいります。

それでは今日はこのへんで!