認知症診断の受診促進が必要です! | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・35才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

先週から、市政報告第18号のポスティングをスタートしています。
気候的には一番配りやすくてありがたい時期…!!
明日からは駅立ちも実施いたしますので、皆様にお会いできることを楽しみにしております♪

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さて、一般質問のご報告、本日からは「認知症予防の推進」について。
現在、65才以上の高齢者に占める認知症患者の割合は20%程度にのぼると言われています。
本市でも2万人程度の認知症高齢者がいらっしゃると推計され、この割合や人数は高齢化の進行に伴い、今後さらに高まることが予想されます。
認知症は本人だけでなく見守る家族にとっての負担も大きく、私は以前にも投稿した通り、早期発見・早期対応がカギを握ると考えています。

2023/6/15「認知症予防の取り組みを!」
認知症予防の取り組みを! | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ (ameblo.jp)

近年、認知症については、問診・スクリーニング検査といった認知機能を直接的に確認する手法にくわえ、脳画像検査・血液検査などによる診断も実施されています。
「血液検査で認知症が診断できる!」と初めて聞いた時は私も驚きましたが、一定の年齢を迎えられた方には、自覚症状の有無にかかわらず認知症診断の受診を促すことが重要です。
また、受診しやすい環境を作るためには、かかりつけ医での受診のみならず、市が実施する各種健診のメニューに位置付けることが効果的と考えます。



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市長は選挙公約において「認知症無償診断制度の新設」を掲げており、問題意識や、必要と考える施策の方向性は共通しているのではないかと思っています。
私は、あくまで重要なのは高齢者に認知症診断を受診していただくことであり、必ずしも無償化が必要との立場には立っていません。
自らの健康を維持するため、経済的に困窮していないご高齢の方に、一定額を負担して頂くことは問題ないはずです。
もちろん受診数を伸ばすためには、無償で実施できるのに越したことはないでしょうが、その原資はあくまで税金。
結局は、市民が幅広くその費用を負担していることになるんですよね。

これだけ財政状況が厳しくなっている中、多額の費用を伴う新規事業は難しくなっており、財源を理由に受診勧奨を開始しないくらいなら、有償でも早期に実施した方がよいと考えています。
お金を必要とする施策は認知症予防だけではなく、例えば同じ選挙公約の中で掲げられた「18才までの医療費無償化」には、依然として所得制限が残っています。
全てを限られた財源を、どの施策に、どれだけ投入するのかは、政策効果を厳密に予測した上で、判断しなければなりません。
認知症診断は一般財源を用いず介護保険事業の一環として行う手法もあり、多角的な検討が求められます。

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こうした考えのもと行った質問&答弁については、次回ご報告いたします!
それでは今日はこのへんで。