台風と梅雨前線の影響による全国的な大雨が続いています。
西宮市では避難所が閉鎖されるなど、雨そのもののピークは過ぎた感がありますが、河川の増水などにはまだまだ注意が必要です。
16時現在、武庫川右岸の旧国道~国道43号線が通行止めになっています。
最大限の警戒を続けてまいりましょう。
写真は災害対応に関する部署が集約されている第二庁舎(危機管理センター)from議会棟。
職員の皆様、いつもありがとうございます。
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そんな中ではありますが、今週分のご報告、大谷記念美術館についての最終回をお届けします。
前回まで、将来的な施設のあり方や現在進められている運営改善策について問題提起してまいりましたが、もう一つの大きな重要なポイントが「公設美術館の果たすべき役割とは何か?」という観点です。
行政の役割は「民間(市場)では担えない財やサービスを提供すること」です。
この大原則は、文化振興施策について考える際にも非常に重要だと思っています。
ましてや、国や都道府県といった大きな単位ではなく、最も身近な基礎自治体である市町村が担うべき使命は、煌びやかな施設を作ることでも、超・有名な作家の展示を行うことでもないはずです(そういった際は、大阪や神戸に行っていただきましょう…!)。
むしろ、子どもたちに文化の素晴らしさを伝える場や、ご高齢の方や障害をお持ちの方が文化と触れ合う機会、地域活動と連携した取り組みにこそ力を入れてほしいと願っています。
大谷美術館に年間1億円以上の公費が投入されていることは以前にお伝えした通りですが、こうした施策であれば、税金を用いる意義も明確になるものと考えます。
これは私の一貫した主張で、以前に文化振興財団について取り上げた際にも、同じ論旨で主張を展開しました。
そこで行った質問&市の答弁はこちら!
(たかの)
公設美術館としての役割をふまえ、市民が幅広く参加する、地域に開かれた美術館を目指すべきと考えますが、市の見解と、今後の具体的な取り組み方策をお聞かせください。
(市当局)
…〔現在の取り組みを述べた上で〕…コロナ禍で中止していた、学芸員が来館者に展示作品の解説を行うギャラリートーク事業を再開・拡充するとともに、地域の福祉施設へのPRを強化することで、市民との接点を広げる機会の充実を図ってまいります。令和5年度の一部の展覧会では、子どもたちが美術館をより楽しめるよう展示方法などを工夫し、より良い美術教育機会の提供にも、努めてまいります。市といたしましては、これからも、様々な機会を通じて、大谷美術館が市民・地域などとの関係を広げていけるよう支援をしてまいります。
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この論点に関しては、市と認識を一致させることができたと考えています。
今後、具体的にどのような取り組みが行われていくのか、注目していきます。
皆様からも、是非ご意見やアイディアを頂戴できれば嬉しいです!
3月議会のご報告は今回で終了。
次回からは6月議会の内容や、私がいま取り組んでいる政策についてお伝えしてまいります!!
それでは今日はこのへんで。