「聞きっぱなし」じゃ意味がない | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・35才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

緊急事態宣言の発出が確実となってから、かなりの時間が経ってますが、まだ具体的な内容は公表されませんね。。。

政府⇔都道府県の折衝があるのは分かりますが、正直、市の各種対応は、国や県の動向が固まらないと決めきれない部分が多いんです。

金曜午後の段階でそれが出てないのに、日曜から実際に適用しろっていうのも、現場としては厳しいわけで。

 

少なくとも、市の関係部署は今日も夜遅くまで、明日も休日出勤なんやろうなぁ…

保育所・学校園や公共施設の利用者からしても、直前に言われても困るわ!という話ですよ。

愚痴っぽくなりますが、釈然としない動きです。。。

どうも国や県のやることには、現場感覚が抜け落ちてるような気がして仕方がない。。。

 

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さて、そんな環境下ではありますが、週に一回の活動報告はいつも通り進めてまいりますね。

今回の一般質問で内部公益通報制度を取り上げたきっかけでもありますが、西宮市役所では、2018年ごろから不祥事が続発しました。

そんな状況を受けて、2019年10月に市は全職員を対象に「不祥事再発防止の取り組みに係る職員アンケート」を実施。

全体の約55%にあたる、3,376人からの回答を得ました。

 

 

このアンケートでは「公務員としての倫理(社会人としての規範)を意識していますか」とか「業務上のリスクについて意識していますか」みたいな、はい・いいえで答える問いが続いた後、自由記述欄が設けられました。

そして、この自由記述欄の回答が衝撃的だったんです…一部をご紹介します。

 

「人事部長が不祥事を起こして懲戒される時点でお察し。あり得ないでしょう。懲戒権限を持つ人事トップが不祥事を起こして、どの口が不祥事防止と言うのか。」

 

「非常に恥ずかしく、悲しい出来事。部課長の異動が無いのは非常に問題を軽視している。彼らの言動、行動に問題を感じる。」

 

「遅刻やさぼりが野放しにされており、管理職が名ばかりの存在の部署が多く、統制が取れていない。さぼっても減給や降格がないし、厳しく注意もされないので、低い意識のまま仕事をしている人が多い。」

 

「少々のことなら罰せられないとの認識、諦め感が広がっているのではないか。遅刻や過度の離席、勤務中のネット閲覧など実質黙認状態。」

 

厳しい言葉の数々で、他にも「おいおい…まじかよ…」と感じるコメントが多々ありました。

そら不祥事も起きるわ…というのが正直な感想です。

 

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で、こんな声が挙げられたら、当然、市はどう応えるのか?をはっきり示さないといけません。

なのに、実施から1年半がたった今でも、体系的な対応策は全く取りまとめられていないんです…

アンケートを集計するのにも半年くらいかかってますしね。

なんやこのスピード感は。。。

 

これって本当に大問題。

ここで意見を寄せてくれた職員さんは、少しでも組織が良くなれば…という想いで回答してくれた、前向きな方々です。

そうした方々の声を集めておいて、聞きっぱなしで終わるんですか、と。

 

こんなことをやってたら、「どうせ声を上げても無駄」と、モチベーションの低下を招きますよ。

せっかくの取り組みが逆効果になる恐れさえある。

自分たちの声が届いてる、ちゃんと対応してくれるという実感こそが、組織への信頼を取り戻す第一歩だと思っています。

 

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これらをふまえて、一般質問では「2019年度に実施した職員アンケートについて、寄せられた意見への対応を体系的に示すべきと考えますが、市の見解をお聞かせください。」と質問。

市からは「議員ご質問の体系的な対応策については、今後、できるだけ早い段階でお示ししたいと考えております。」との答弁を得ました。

答弁通りに対応されるのか、しっかりと状況を監視していきます。

 

それでは今日はこのへんで。

緊急事態宣言に伴う市の対応については、分かり次第、各種SNS等にて発信してまいります。