5/22審議予定の補正予算について | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・35才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

STAY HOME で、もっぱら自炊続きの今日この頃。

2か月前に比べれば、多少は上達したはず…!!

 

さて、標題の件、コロナウイルス感染症に関して市が追加の支援策を取りまとめたことは既報の通り。
先日の投稿ではメニューを一通りご紹介したのみだったので、本日はいくつかピックアップしてお伝えしたいと思います。

 

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◇消毒液及び衛生用品等の支給

不織布マスク・約30万枚、消毒液・3,500本、防護服・約5,000枚等を追加購入します。
予算総額は約5,400万円。
マスクは既に一時の品薄状態が解消されつつありますが、一連の対応でこれまでの備蓄分を放出していることや、妊婦の方や避難所へ配布することをふまえると、追加での購入は当然行うべきです。
予算を確保しても購入できなければ意味がないので、先日の会議で供給体制を確認したところ、市で約10万枚/月を確保できる目途が立っているとのことでした。
また、西宮ならではの取組みとして、市内の酒造メーカーにご協力いただき、高濃度アルコールを製造しました。
こちらも消毒液として活用していくこととなります。

◇避難所等における感染症対策

体育館などに大勢が集まり「三密」状態が避けられない、災害時の避難所。
感染拡大が始まった頃から「いま地震や大雨がきたら本当にまずい…」と懸念していたので、今回の対策が取りまとめられて一安心です。
具体的には、
①一般の避難所での感染防止対策を強化する(マスク等の支給、受付時に健康状態を確認、パーテーションで居住スペースを区切る) ⇒ ②濃厚接触者の避難者を受け入れるための施設および移動手段などを確保する ⇒ ③避難所閉鎖後に消毒作業を実施する
という三段構えで、予算総額は約6,200万円。
これからの台風襲来シーズンに向けて、一刻も早く資機材の調達を進める必要があります。

◇店舗賃料支援金の対象業種追加

西宮市内で店舗を賃貸している個人事業主に対し、1か月分の家賃(上限/1店舗あたり10万円、最大20万円)を支給する「店舗賃料支援金」。
4月の補正予算で確定し既に申請が始まっていますが、その対象が「小売業、飲食サービス業、生活関連サービス業」に限定されていることが課題でした。
コロナウイルスの影響を受けているのはこの3業種に限定されませんし、他の制度と比べても使い勝手が良いことから、私も「対象業種を広げるべき」という声を当局にお伝えしてきました。
この度、追加されたのは「卸売業、不動産業、娯楽業、学習支援業、療術業」で、支給対象が大幅に広がることとなります。
予算総額は、追加前が約2億1000万円、追加後が総額約3億7000万円。
補正予算の成立後に追加業種分の受付が開始されます(申請は7/31まで)

 

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今回の実施予定の取組みは20以上に及びます。
「これは必須!!」と思うものもあれば、「これをやるなら、あれもやらないといけないんじゃ?」といった疑問を感じるものも、正直あります。
公平性や効果を重視するのであれば、細かく様々なメニューを並べるより、幅広い方を対象にした制度の方が望ましいのでは?という感覚を持っていますし、制度を増やせば増やすほど、事務コストの上昇・市民にとっての分かりにくさなど、デメリットも発生します。

一方で、今できる支援策は全部やる!という姿勢は、評価すべきものとも考えています。
実際、他市の状況もネットですぐにわかる時代、多くの方から「〇〇市はやっているのに、なぜ西宮はやらないの?」といったお声を頂くことが多くありますし。
経営や生活に直結する金額面はもちろん、少しでも安心感を持っていただく・西宮に住んでよかったと思っていただくために、一つでも多くの支援策を用意することは重要とも思います。

この中で、私たち議員に求められるのは、示された制度を精査し、課題や改善点を提起していくこと。
こうしてWEB上で情報発信したり、皆様からのお問い合わせにご回答したりすること。
そして、必要な方に必要な支援が行き届くよう、さらなる支援策の実施を訴えかけていくことです。

引き続き、皆様のお声をお聞きしながら、当局との協議に臨んでいきたいと思います。
何かございましたら、是非お気軽にご意見くださいませ!