本日は3月定例会の最終日。
私たちは令和8年度当初予算案に賛成し、可決されました。
理由は先日の投稿でお伝えした通りで、
2026/3/10「会派・ぜんしんは、令和8年度予算案に賛成します」
https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12959273876.html
こちらの内容を本会議討論用に書き換えて、意見表明してまいりました。
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さて、本日からは代表質問のご報告。
まずは「んっ!?」と感じた案件のお話から始めます。
本市の水道事業は、阪神水道企業団からの受水(南部地域の大半)、兵庫県営水道からの受水(北部地域の一部)、自己水源という3つの方式が採られています。
このうち、南部地域の自己水源は、鳴尾浄水場(戸崎町)と鯨池浄水場(上大市)の2施設が担ってきました。
いずれも老朽化が進む中、鯨池は2011年に浄水処理を停止しており、現在稼働しているのは鳴尾のみ。
2030年頃に鯨池を再整備し、鳴尾の稼働を停止する、というのが、これまで掲げられていた大きな方向性でした。
しかし昨年12月の建設常任委員会で、鯨池浄水場の再整備を延期する考えが示されました。
南部地域の自己水源としては当面、鳴尾浄水場を延命化して活用する方針で、再整備に必要な投資額の大きさや、水需要が減少傾向にあること等を踏まえれば、その判断には一定、妥当性があると考えます。
今回の見直しは、単に工事の時期を後ろ倒しするのではなく、再整備の必要性自体から改めて検討していくものと受け止めています。
ここで気になるのが、鯨池浄水場の土地や設備の活用方法です。
地元の方には、報徳学園のあたり一帯、とご説明すれば分かりやすいでしょうか。
見直しの結果として、再整備を行わないと結論付けた場合、どのような活用が考えられるのか。
また、再整備を行うにしても、別の手段で活用するにしても、その時期は相当先となることが見込まれます。
現在は市の倉庫や書庫、災害時の応急給水拠点として使用されていますが、暫定的に使用する期間が大幅に伸びる以上、土地・建物の活用についても、より効果的な手法を検討するべきです。
私は6年前の一般質問で、甲子園段上線に面する資材置場を保育所の用地として活用するよう提案しました(→添付資料参照)が、市街地に位置する広大な敷地には、大きなポテンシャルがあると考えます。
そこで、今回の代表質問では、鯨池浄水場の将来的なビジョンと当面の活用方針について見解を問いました。
以下、上下水道局からの答弁です。
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(答弁要旨)
お尋ねの、鯨池浄水場の将来的なビジョンについて、現在、阪神水道企業団が阪神地域を俯瞰した広域連携について、構成市をはじめ兵庫県営水道や近隣水道事業体と連携施策の検討を行っており、本市としては、その中で鯨池浄水場の将来的な活用方針を、検討していくことが必要であると考えている。
また、その際には、能登半島地震以降、特定の水源に依存しない水源の分散化の重要性が議論されていることから、鯨池浄水場内の地下水は、災害時の応急給水に使用できる貴重な水源の一つであることも、踏まえておくべきと考えている。
活用方針が定まるまでの敷地の利活用に関しましては、地下構造物が多く残存し、その撤去に多大な費用を要するため、現在の応援給水車の集結場所や、応急給水の活動拠点としての活用と他部局などへの貸し出しを継続していく。
将来的に、広域連携での活用や浄水場の再整備を行わないと決定した際には、売却も検討していく。
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将来的なビジョンについては、現時点で確定しているわけではないので、公式に答弁してもらえる内容はこの程度かな。
複数水源を確保しつつ阪水・県水との連携の可能性を見据えていくという方向性は、妥当かなと思います。
私が引っ掛かったのは、当面の活用方針についての答弁です。
「広域連携での活用や浄水場の再整備を行わないと決定した際には、売却も検討していく」とのことですけど、今回の見直しによって、その決定までに相当長い時間がかかることになったわけです。
それまでの活用が、お金を生み出さない「他部局などへの貸し出し」だけでは不十分ですよ。。。
外部に貸して賃料収入を得るという発想が欠けていることを、残念に思います。
財政構造改善実施計画には「これまで未利用期間が長期間のものを貸付していたが、短期間のものであっても貸付を行うなどして収入増を図る」と記載されています。
将来的に活用・売却の可能性があるからといって、貸付しないという判断は、この方針に反します。
浄水場そのものの敷地は活用が難しくても、先に述べた資材置場は、1,400㎡を超える整形地で、活用しやすい土地です。
短期間であっても、駐車場やマンションのモデルルームといった用途には、適する可能性があります。応急給水拠点としてのスペースを重視するなら、土地の一部のみを貸し付けるという選択肢もあるかもしれません。
市が所有する土地・建物の貸付については、一通り既に検討されているはずなんですけど、今回のようなケースに触れると「やっぱり、まだ活用できるものが眠ってるんじゃないかな」と感じるんですよね。
代表質問の場では「ここには全ての局の責任者の皆さんがいらっしゃいますから、それぞれに、うちの局のあの土地、よく考えたら貸せるんちゃうかな、と改めて考えてほしい」と要望してきました。
財政難に陥り、市民や職員に多くの負担を求めている本市に、貴重な資産である土地をそのままにしておくという判断は有り得ません。
本日の本会議討論でも申し上げましたが、こういうところに、行政改革に対する取り組み姿勢の甘さを感じるんですよね…
それでは今日はこのへんで!























