タグリッソ215日目 摘便体験記 | 40代で肺癌になっちゃったよ

40代で肺癌になっちゃったよ

EGFR エクソン19
2018年5月 肺腺がんステージ3A
2019年1月 タグリッソ開始→2021年12月TS-1→5次治療終了

現在緩和療養中の為、コメ返できまんのでご了承下さい。

癌性胸膜炎、リンパ・両肺転移、骨転移、肝臓多発、脳多発転移

タグリッソ215日目

摘便って知ってるかい?
私は知っている!

入院中身をもって体験しましたデレデレ
元々私は便秘症で、1週間出ないのは当たり前な体質です。
抗がん剤で入院する時も、すでに2日程便秘していました。
でもいつもの事だし、2日前に出たという事でも自分の中では上出来と思っていました。

便秘の事は入院時看護師さんに伝えていたので、毎食後マグミットを倍量飲んでいましたが、抗がん剤の副作用もあってか、ずっと出ないままでした。

さすがに4.5日経つとお腹の張りが酷くなり、センノシドやピコスルを通常より多く数日使用しましたが、少しお腹が痛くなるだけで効果はなし。
看護師さんに「これだけ下剤使って出ない人初めて見た」と言われる程でした汗

次は座薬の出番になりましたが、根性無しなので待てずに効果がなく、浣腸を用意してもらう事に

お尻もお腹も限界だったので、これで楽になれる・・ぼけー

と思いきや、液体が少し入っただけで猛烈な腹痛が襲ってきたのです。
我慢するとか、そういう次元の話ではなく、泣きながら転げ回る事態に叫び

慌てて看護師さんが数人駆けつけてきて、これは摘便しましょう!と言う事になり、人生初の摘便に。

すでに下腹がパンパンなのに、上からお腹を押され、ベテランの看護師さんがグイグイと。
「いったーい!やめてー!#☆☆ー!!」
と、大声で泣きながら叫び続けました笑い泣き
大人になってこんなに大声で泣いた事ってないですよ。

私の悲鳴で更に看護師さんが集まってきて、結構な人数で作業が続きました。
お尻をだしながら泣いている所に、騒ぎを聞きつけた主治医が様子を見に来て、これは自分じゃどうにもできないから、と言って去って行かれました。

どのくらい経ったでしょうか。
「これが取れれば楽になるから!」と言われた所で少しずつ痛みが軽くなり、やっと泣き止む事ができました。

作業が終盤を迎えたころ、履いていた下着はどうしますか?と看護師さんに聞かれ、迷わず「捨ててください」と言いました。
大惨事のベットを回復し、ファブリーズをシュシュっとカーテンにかけられ、摘便が終了しましたデレデレ

看護師さん有難う。同室の方々御免なさい。

多分本来摘便ってここまで痛くないんじゃないかなと思います。
きっとこじらせ過ぎたせいでしょう。

退院時に、ほぼ使えなかった浣腸を「個人用に処方したので持ち帰りますか?」と出されました。
私「それって自分一人で出来るんですか?」
ナース「難しいですね。旦那様に手伝っていただくとか」
私「処分してくださいしょんぼり


長いお盆休みで夜眠れなくなってしまったので、摘便体験を書いてみました。ウインク