摘便って知ってるかい?
私は知っている!
入院中身をもって体験しました
元々私は便秘症で、1週間出ないのは当たり前な体質です。
抗がん剤で入院する時も、すでに2日程便秘していました。
でもいつもの事だし、2日前に出たという事でも自分の中では上出来と思っていました。
便秘の事は入院時看護師さんに伝えていたので、毎食後マグミットを倍量飲んでいましたが、抗がん剤の副作用もあってか、ずっと出ないままでした。
さすがに4.5日経つとお腹の張りが酷くなり、センノシドやピコスルを通常より多く数日使用しましたが、少しお腹が痛くなるだけで効果はなし。
看護師さんに「これだけ下剤使って出ない人初めて見た」と言われる程でした
次は座薬の出番になりましたが、根性無しなので待てずに効果がなく、浣腸を用意してもらう事に。
お尻もお腹も限界だったので、これで楽になれる・・
と思いきや、液体が少し入っただけで猛烈な腹痛が襲ってきたのです。
我慢するとか、そういう次元の話ではなく、泣きながら転げ回る事態に
慌てて看護師さんが数人駆けつけてきて、これは摘便しましょう!と言う事になり、人生初の摘便に。
すでに下腹がパンパンなのに、上からお腹を押され、ベテランの看護師さんがグイグイと。
「いったーい!やめてー!#☆☆ー!!」
と、大声で泣きながら叫び続けました
大人になってこんなに大声で泣いた事ってないですよ。
私の悲鳴で更に看護師さんが集まってきて、結構な人数で作業が続きました。
お尻をだしながら泣いている所に、騒ぎを聞きつけた主治医が様子を見に来て、これは自分じゃどうにもできないから、と言って去って行かれました。
どのくらい経ったでしょうか。
「これが取れれば楽になるから!」と言われた所で少しずつ痛みが軽くなり、やっと泣き止む事ができました。
作業が終盤を迎えたころ、履いていた下着はどうしますか?と看護師さんに聞かれ、迷わず「捨ててください」と言いました。
大惨事のベットを回復し、ファブリーズをシュシュっとカーテンにかけられ、摘便が終了しました
看護師さん有難う。同室の方々御免なさい。
多分本来摘便ってここまで痛くないんじゃないかなと思います。
きっとこじらせ過ぎたせいでしょう。
退院時に、ほぼ使えなかった浣腸を「個人用に処方したので持ち帰りますか?」と出されました。
私「それって自分一人で出来るんですか?」
ナース「難しいですね。旦那様に手伝っていただくとか」
私「処分してください」
長いお盆休みで夜眠れなくなってしまったので、摘便体験を書いてみました。