アパレル業界は今もなお苦境の中にいる状況ですが、こんな時こそ、
今後の自分の在り方について考え時であり、自身の能力を活かし活躍して欲しいです
実店舗が数多く閉店し、デジタル接客に取り組むアパレル企業も増えてきましたが、まだまだ浸透していると言えるほどではありません。
今回は、元販売員の視点から、アパレル業界が変化する状況の中で、販売員がどのような形でお客様をサポートし、提案していくことができるのか、またこれからの時代をアパレル業界で販売員として生き抜くための意識や、今やっておくべき事を一緒に考えていきたいと思います。
ぜひ、これからの自身のキャリアを考える時に少しでも参考になれば嬉しいです。
ポイントは次の2点です。
①デジタル化に対応し、自身と共に成長する
まず、デジタルを自分ごととして捉えましょう
自分は実店舗の販売員だからECサイトの売上は関係ない。と他人事になるのではなく、ECサイトの売上も自社の売上であると、考えてみて下さい。
これからのキャリアを考えると、アパレル販売員として転職をする場合も、デジタル化を避けて通ることはできません。
デジタルは良くわからないと敬遠してしまいがちですが、これからの時代は実店舗とECサイトをつなぐには、販売員の存在は必要不可欠です
時短勤務が多くなっている今、自分自身で何かできることはないかと、個人のSNSアカウントで発信を行ってみるのもいいかもしれません。デジタル化と実店舗での対面接客両方の良さを活かせば、可能性はより一層広がりますね
デジタルが得意な販売員はチャンスですし、今まで不得意だと思っていた方も、今は簡単にSNSに挑戦できる場がたくさんありますので、ぜひ自分ごとと捉えて、チャレンジしてみることをおススメします
これから転職を考えている方は、今のうちにデジタル化に対応できるようにしておきましょう。
②お客様に対し実店舗とECサイトのつなぎ役になる
ECサイトでは、実店舗に比べ衝動買いが少ないと言われています。
しかも、お客様にサイズ感が伝わり難く、返品も多いのが現状です。
そこで実店舗とデジタルの間に、販売員が入り込めば、どちらのメリットも活かした販売が可能となり、つなぎ役となるのです実店舗ではすぐに試着できるので、お客様にとっては好都合。
例えば、店舗では悩んで購入しなかったとしても、試着していればサイトでも購入できますし、逆も然りでECサイトで購入したかったけれど、サイズが不安だったので、店舗で購入するなんて場合も多いのです。
そんな現場での実際の声を本社に伝え、ECサイトの今後の課題を解決していく役割も果たせます。
ぜひ、自店や個人のSNSなどを活用して、登録方法のレクチャーや、サイズの選び方など情報発信を行ってみて下さい