氷艶に行ってきました。(続き) | 氷上の語り部 ~高橋大輔さんを応援中~  

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高橋大輔さんに魅せられて…熱烈応援中!
大ちゃんへの思いを書いています。
日常感じた事もたまに書くかも♪

氷艶から帰宅した翌日から仕事で直ぐに現実に引き戻される、はずだった。

なのに未だ興奮は続いており、頭の中に曲が流れては消えていく、の繰り返し。

 

主役の一人「源九郎判官義経」を演じたのが我らが大輔氏である。

今まで見てきたアイスショーでは、スケーターが各自のナンバーを順番に滑るという形式のため、大輔氏の出番までワクワク、ドキドキしながら待つのが常。

だが、氷艶は違う、物語を楽しみ、役者の演技を楽しみ、演出を楽しみ、その中に大輔氏が存在するのだ。

何とも贅沢なショーではないか。

 

世に名の知れた歌舞伎俳優の面々と堂々と渡り合う義経を演じて魅せたのである。

さすが大輔氏!

 

義経が猿田彦に召喚され登場する場面では、床一面に桜、そこに一羽の飛ぶ鳥の影が見えたと思えば赤い鳥に変化し、桜吹雪の中へ消えていく、同時に颯爽と現れる義経。

この登場シーンだけでも何度もリピ可能な美しさ。

 

義経に仕える四天王が出揃うまでリンク東側に立って待つ。

義経にスポットライトは当たっていないが、御大将義経としてキリリとした表情で立っている姿は凛々しく美しかった。

姿勢が美しい方なればこそ、立っているだけで絵になってしまう。

 

いざ出陣!と弁慶。

刀を構える姿がまた美しい。

そこへ悪の一行が勝負を挑んでくる、待ってました!の殺陣シーン。

けれど残念無念、撤退を余儀なくされ退場、その時の負けん気溢れる口惜しさ溢れる表情にドキリとさせられた。

次は蛇髪姫との対決、空中からは大蛇も現れ、万事休す。

それでも懸命に戦う義経、大蛇に一刺し、大蛇の足元を華麗に潜り抜ける。

滑りの美しさが際立つ瞬間。

だが、ここでも残念無念、囚われた瓊瓊杵尊、木花開耶姫が岩にされてしまう・・。

何とも言い難い義経の心境を立っているだけで表情だけで演じきっていたのには驚いた。

 

いよいよ、出雲の阿国に扮して登場。

リンクの上でスケート靴を脱いで演じる大輔氏はレア中のレアな状況。

そろりそろりと台上を目指す。

男装をしている女性を演じていたが、一つ一つの所作、首の傾け方、どこを切り取っても文句のつけようがない美しさ。

それだけでも感嘆しきりで魅入っていたのに、更に度肝を抜かれる羽目になるとは!

 

舞いを求められ台上で踊り始める。

静かに静かに、そして静寂の中、仮面を取り周囲を見回す大輔氏。

身体全体から緊張と闘志がない間瀬になっているような思いが強く伝わり、思わず両手を組んで祈りのポーズで固唾を飲んで見守る。

と、音楽が激しくなり、東京ゲゲゲイさん振り付けの踊りが始まった。

今まで見た事のないような動きが満載で、「この人何者?」と一人呟いている自分がいた。

しかも歌舞伎界のお歴々の前でたった一人で舞って魅せたのだから何ともお見事!としか言いようがない。

 

仮面を外され正体がバレてからは甚振られ続けるわけだが、氷の上なのに唯一の武器(スケート靴)もないままなのに、その演技ときたら役者そのもののよう。

岩長姫に吊られる場面では腕を鷲掴みにされ抜け出せない状況を片腕を上げたままに演じ切ってしまったのだから恐れ入る。

 

静御前の祈りの舞いで窮地を脱し、瓊瓊杵尊、木花開耶姫を救出し逃げ延びるのだが、去り際に静御前に手を伸ばし去り難い思いを残しつつ退場するシーン、ほんの数秒ではあったが、今もあの時の大輔氏の表情が忘れられない。

 

ここからは怒涛の殺陣シーン。

途中漏れ聞こえた大輔氏の肉声は鳥肌もの。

 

まだまだ詳細に語りたい事はあるけれど、キリがない!笑

氷艶で感じたこと、それはただ一つなのかもしれないし、なんて思っている。

 

大輔氏とは、計り知れない、底知れない才能を持った人なのだということ。

「無理無理~」「出来ない出来ない」「難しい」何を仰いますやら!ということ。

勿論、相当な努力をされていることは承知しているけれど、それでも成し得てしまう人なのである。

奢らず謙虚に、敬意を持って挑む事が出来る人なのである。

 

今回の舞台を経て、また新たな可能性や人脈を手に入れ、更なる進化を遂げられるだろうと確信した、そんな三日間だったな~と思う。

次はLOTFだ。

昨年からの進化を存分に楽しませてくれるはず!楽しみしかない!笑