グリップを甘く見るな 〜人差し指鍵状は下がり止め?〜 | 高野裕正 ゴルフコーチ兼トレーナーのブログ    ~~クラブと身体からスイング運動を掘り下げる~~

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こんばんは。

今日は右手のグリップについて。


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右手(押して側)のグリップが甘い人は

アドレスからいかにもフリップ(インパクトでハンドファーストを作れず手首をこねる/手首が緩む/押せない)しそうな雰囲気が出ていますよね。

右手は指の付け根で握るのが基本です。

見た目上同じような握りでも、

指の付け根感覚があるかは細かく追求していきたいところです。



この右手グリップに関わるレッスンでは

(1)グリップ
(2)右手甲側のテンションを作る
(3)背中の安定/肘関節の分離
(4)リリースベクトル
(5)身体が浮かないスイングバランス/各パーツの運動量とタイミングの調整

などをある程度順に追っていくのが王道であると思います。


その中でも(1)(2)に関わってくるものとして、「人差し指をカギ状にする」というのがあります。


これは"溝の締め"によって

-グリップに丸いイメージでなく平感覚を与える
-インパクトで人指し指の付け根で押せる
などの他、

人差し指を鍵状にするのは

「クラブが寝そうになるのを支える」「下がり止め」のため

なんてことも言われたりしています。

これに関連して実際は

「右手甲側のテンション(緊張感)を保つ、生み出す役目」

が非常に大切です。


スイング作りの際には、右手は「押し手」であるため、

極端なフックグリップでない限りは

右手甲側のテンションをインパクト直後まで維持する形を目指します。

欧米では「ヒンジ&ホールド」なんて言われるところですが、

3次元的な前腕の回内運動とともに、

甲側のテンションが右サイドの「押す」エネルギーを効率よく生み出します。

この流れで右人差し指は文字通り「Key」となります。

この下がり止めの感覚はクラブの寝そうになる/垂れそうになる圧を「もらう」ことで、

また、よりいっそう甲側のテンションを感じることで、

その後クラブを立てて/起こしていくトリガーになるとも言えるでしょう。


フリップがどうしても直らない人は参考にしてみてください^_^





⤴︎動画は右手の真ん中3本の指付け根で支えて振っていくドリルです。

↓こんな雰囲気で握っています。

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