近年、若年アスリートへのウェイトトレーニング実施に対する理解が広まっています。

 

10月に開催された【ジュニア世代のスキーオンラインセミナー】の演題である、

「アルペンスキーに求められるテクニックとフィジカル ~強豪オーストリアから学ぶ~」

全日本スキー連盟国内強化ヘッドコーチ河野恭介氏からも、ウェイトトレーニングの有用性について語られました!!

 

そんな事も相まって、積極的にウェイトトレーニングに参加しているジュニア選手が増えています!

 

そこで今回は、

ジュニア選手へのスクワット指導時の留意点について考察していきたいと思います。

 

先ず、スクワットを行う目的は何でしょうか?

 

・最大筋力の向上

・筋断面積の向上

・靱帯や腱などの強化

 

などなど様々挙がるかと思いますが、

 

第一の優先事項は、「怪我に繋がりやすい動作」をなくす事ですビックリマーク

 

例えば、バックスクワットとフロントスクワットどちらを導入するか?

 

こちらが↓バックスクワット

こちらが↓フロントスクワット

 

ここで必要なのが、トレーニング指導者のバイオメカニクスや解剖学の基礎知識ですうずまき

 

重りを背中側で担ぐバックスクワットと重りを前側で担ぐフロントスクワット。

 

 

体幹の角度や重りの位置がフロント(左)とバック(右)では違うかと思います。

この違いにより、腰部や膝への負担も変わってきますびっくり

例えば、腰部のリハビリ明けの選手は、フロントスクワットから始めてみる。

日常的にジャンプ動作が多いスポーツなど、膝への負担を考えると、フロントスクワットではなくバックスクワットで実施するなど・・・

 

個人的には、フロントスクワットから導入することが多いですが!!

 

また、肩甲骨や肘の位置関係も違い、

フロント(左)では、肘の内側部が伸長され、

バック(右)では、肩関節前方組織が伸長されます。

 

やはり、腰部や肩へのストレスも考えると、個人の既往歴や身体的特徴、目標を慎重に踏まえて、

同じスクワットたかがスクワットですが、

しっかりと優先順位をつけること・トレーニングフォームが大切だなと感じます。

 

スクワットトレーニングが原因で腰や肩を痛めてしまうなんて事も考えられますので、ウェイトトレーニングの導入時はお近くの専門家への指導をお願いした方が良いと思います。

 

 

いよいよ私も来週からシーズンイン雪雪雪

楽しみすぎますニヤリ

 

たかね

 

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