ビールジョッキを持つとき、またはマグカップを持つときに一回とっての部分の形状を手で確かめてから握りますか?

それとも、とっての形状に合わせて手の形を変化させて握りますか?

大多数の方が後者だと思います。わざわざ手で触って形状を確認してから把手を握る人はいないですよね。

 

今日はこのようなことを考えながら、スポーツパフォーマンスを向上するにはどんなトレーニングをしたら良いか記事にしたいと思います鉛筆

 

スポーツパフォーマンスと言っても競技によって必要な要素が違いますので、本日はアルペンスキーのパフォーマンスを高めることについて考えていきましょうキョロキョロ

 

では、どんなトレーニングをすれば良いでしょうか?

 

わかりやすく例を挙げるとしたら、

ゴールまで全力で滑るきるために、心肺機能を高める。

外的負荷に対して体感の安定性を保ちながら滑るために、筋力を高める。

 

どちらも目的があって良いと思いますニコニコ

 

その他にもアルペンスキーのパフォーマンスを高めるための大切な要素があると思います!!

 

滑っている時、ターンの瞬間に何々筋肉を動かしてここの関節をこう曲げてって考えながら滑っている人はあまりいないのではと思います。あんなハイスピードの中で、そんな事を意識して滑走するなんてなかなか難しいと思います。意識したとしてもそもそも空間の中で自身の身体がどこにあるのか認識しておかないといけません。

 

では、何を意識しているのか? 

それは感覚だと思うんですねグッド!

 

足裏の感覚で雪質を見極めエッジングを変え、ゴーグル越しの目でポールの位置や斜面の変化を見極め滑走ラインを決めると思います。

また、身体が内倒しないように、重心を移動させる。移動させるためにターン外側の肩の位置を下げる。でも、その時に肩の位置が実際どこにあるのか認知していないと肩を下げる必要性にも気づけないですし、そもそも重心を感じることができなかったら、重心がうちに残ったまま外肩を極端に落としてより不安定になる。なんてこともあるかもしれません。

 

足裏の感覚や目の感覚で次の動作を決定する。肩がどこにあるのか認知する感覚で重心を移動する。

このようにスポーツでは感覚を統合し動きに繋げることが非常に大切になってくると思います。

 

 

関節の安定性・可動性がある・ないや筋力がある・ないと言った2元的な考えだけでトレーニングを行ってしまいがちな気がします。私も数年前はそのようにトレーニングをしていましたえーん

ただ、それだけだと実際のパフォーマンスにはあまり還元されていないのでは?と考えるようになり、感覚を賦活させるようなトレーニンングを行うことの重要性に気づけましたうずまき

 

 

勿論、筋トレは筋力を高め、関節の可動性を高めるにはもってこいのトレーニングで必要性を感じます。

ただ他の要素として感覚もしっかりトレーニングをすることも必要であるのではないでしょうかニコニコ

自分の身体がいまどこにあるのか感じることも大切ですよね。

 

 

冒頭で書いたジョッキやマグカップの把手を握る動作の例のように、

筋肉・関節を意識して動かし動作を決定するのではなく、脳からの情報や感覚器(把手の場合は視覚と以前の経験)からの情報によって動作を決定した結果、筋肉・関節が動くことの方がスポーツシーン問わず、日常でも多いと思います。

 

 

 

たかね