暑いです。今日は午前中に溝の口にて活動し、
今は家にて窓フル全開で風に浸っています。。。。。💦
梅雨明けは熱中症にかかる人が多いです![]()
皆さま熱中症には気をつけましょう!!
ということで、今日は熱中症のメカニズムー症状・処置・対策ついてお話ししたいと思います。
◯メカニズム
熱中症とは高温な環境や体温が下がりづらい環境で起こる障害のことです。
運動などをすると身体を動かすためにエネルギーが使われます。
このエネルギーの80%は熱となります。産生された熱は血液循環によって体表面(皮膚や血管)に運ばれ、放出されます。
運動すると汗が出ますよね。熱が体から放出されているのです。
ただ、高温の環境下になると、身体が動くことによって発生する熱に、外気温や太陽や地面からの熱が加わり体温が上昇します。
こういった環境下で、水分補給などを怠っていると、血液循環や熱の放出が減ってしまいます。
こういった状態が熱中症です。。。。。
◯熱中症の症状
・痙攣 筋肉の痙攣や足がつるなど
・失神 めまい、脈が速い、顔の血色が悪い
・疲労 嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下
・熱射病 高体温、意識がない、テンションが異常
などが挙げられます。
高体温についてですが、直腸体温で40℃以上の場合は即座に救急車を呼び、適切な処置を取りましょう。
長時間の運動では特に注意が必要です。
◯熱中症の応急処置
1、救急車を呼ぶ。→意識がないまたは意識が朦朧としている場合。
2、涼しい場所へ移動。→地面からの輻射熱には注意。
3、衣服を脱がす。ベルトなどきついものをゆるます。
4、冷たいもので身体を冷やす。
5、氷のうや冷水がない時は、うちわで扇いだりして風を送る。
6、水分補給。特に経口補水液など。
◯対策
先ずは適切な水分補給です。水だけではなく、塩分と糖分を合わせたものが良いです。
日本体育協会では、5℃から15℃の0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。
良く糖質を気にして、スポーツドリンクを薄めて飲んでいる方がいますが、ナトリウムが足りなくなるので、出来れば少量の塩分を薄めたものを加えて欲しいです。
飲料としては特に経口補水液がオススメです!!
また、糖質は腸管での水分の吸収を促進してくれる作用があります![]()
涼しい所での休憩や水分補給をこまめに実施することが大切ですね![]()
現場で指導するコーチの方や親御さんは、暑さ指数(WBGT)を目安に運動プログラムを組まれると良いと思います。
環境省が暑さ指数を毎日メールで送ってくれるシステムがあるので、活用すると便利です。
こちら→http://www.wbgt.env.go.jp/mail_service.php
暑さ指数は気温だけではなく、湿度や日射、輻射も考慮して数値化されています。熱中症に特化した指数です。
実はサッカーもこの指数を利用しています。JFAは熱中症対策のガイドラインとして、WBGTを目安に試合中に飲水タイムを設けています![]()
さらに、選手は体重や尿のチェックをしておく必要があります。私の経験上、体重管理を怠る選手は多いですが、何故か皆尿のチェックはしっかりしてくれます笑
尿の色が濃いと水分が不足しているサインです。
気にかけてみて下さい。昨年も体重はたいして計らないのに、尿の色だけは逐一報告してくれる選手はいました![]()
他にも対策として、身体冷却や暑熱馴化などありますが、こちらは後日お話しします。
◯まとめ
熱中症は毎年死者を出しています。
熱中症について、先ず理解することが大切だと思います。理解して事前にしっかりと対策を行えるようになりましょう。
ワールドカップ日本代表ついに決勝トーナメント進出です!
前回の記事で選手のコンディショニングが重要と話しましたが、まさか6人もスタメンを入れ替えるとはあっぱれです
前回の記事→https://ameblo.jp/takanemann/entry-12386555375.html
今回控えにまわった選手は次戦、コンディショニングを維持できて挑めそうです![]()
あとは私が朝起きれるかどうか笑
たかね