スキー指導用語68-2「研修会」「クリニック」続き | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

「クリニック」とは

検定員に義務付けられている
資格維持に必要な集まりの事です

※診療所 講習会 を意味する英語


準正指と同様 検定員も2年毎の
更新が義務付けられています

例えば2019年にCB級を取得したら2021年には
更新の為クリニックへの参加が必要になります


SAJ HP規約規程513-第14条より


【理論研修】
・大抵、準正指の研修に併せて行われます
・改訂などのポイントを皆でチェックします
・5〜6年に一度ある大幅改訂の年などは
てんわやんわです

・1単位=2時間の講習があります

SAJ HP規約規程513より


【実技研修】
・理論が終わったら
1単位=2時間の実技があります

・この時期に検定をしている所は無いので
検定される側とする側に分かれ、模擬的に
行います

・される側は主任講師からの指示で
「3級のシュテム」や「クラの小回り」
「滑プルの展開」などの種目を演技します
・場合によりますが5人1組で
初め2人で目合わせ、あと3人でジャッジ
などとします

・する側は下で見ていて、ジャッジペーパーに
随時書き込んでいきます
・その後点数が発表され、自分の目線と
合っているか確認、修正します
・テククラ、準指を受ける生徒さんは
県連の目線で見られるわけですから
良く解説を聞き、ブロック員は
何処を見ているのか覚えておかないとなりません
・矢継ぎ早にジャッジし、解説が行われるので
ビデオに撮って後で分析すると良いでしょう

※雪が無い、リフト運休などの場合は
映像で代える時もあります


検定員は演出家かプロデューサー、
受験生は俳優さんと見立てて
「理想のスキー」と言う作品の
完成に向かっている
と考えるのも面白いかも知れませんね(^.^)


次回は69「パト」「パト小屋」です

スキー指導員 高波太一