スキー指導用語57-2「準指のシュテム」続き | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

【滑り方】

1.直滑降プレターンでスタート
2.谷足荷重外向傾の斜滑降で進み
3.ストック用意と同時に山足開き出し
※ここは動作を明確に見せる為
持ち上げ式で行います

4.開き出した足が接雪したら
その外足を突っ張ったまま押しずらしてやや制動
※センターないし外足寄りに重心が移動
(外7:内3)
6.ストックを突き軽い外傾姿勢を取り、
押しずらしを用いた弱い制動の
プルークボーゲンで谷回り

7,内足が浮かせるくらい外足に十分に
体重が移ったら内足を引きずり寄せて密脚に
※必ず時計の2時のタイミングで
早すぎると動作が見えず、
遅すぎると2級のシュテムと変わらなくなります

6.そのままパラレルでテールをずらしながら
弧を描いて行き、ターン完了
7.2.の状態に戻ります
※指定は無いですが大回りとします

8.斜度と距離によりますが5〜6ターン
これを繰り返し
9.最後両足を揃え、指定のエリア内で
テールの押しずらしで停止
10.礼をしてコースアウトします


【総評】
・実践種目に分類されているので
あまりスピードを落とさずに滑ります
・ストックがうまく出ない方が多いので
素振りとパーツ練習で体に覚えこませます
・遠心力だけでは引き寄せがうまく
行かない方はストックを活用しましょう
・開き出したら表面を撫でるだけでなく
足で押してしっかりと圧を加えます
・基本の外向傾姿勢は意識して作る
必要があります 姿見を見て練習しましょう
・焦らず丁寧に1つずつの操作を
確認しながら行なって行きましょう


これも落とされる率の高い種目です
ビデオを何度も見直して
「お手本らしい、見やすい滑り」になるよう
試行錯誤してみて下さい(๑・̑◡・̑๑)


次回は58「準指」です

スキー指導員 高波太一