スキー指導用語49-3「テク」続きの続き | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

【減点】
①実践おおま
・スピードが遅い
・ポジションが悪い(後傾、前傾過多)
・足首が起きている
・凹凸を吸収出来ていない
・内倒している(シェーレン)
・下から見て脚の曲げ伸ばしが上下動に見える
(加圧が上に抜けて意味をなしていない)
・弧が大き過ぎ、小さ過ぎ、
深過ぎ、浅過ぎる
・下るにつれ加速して行く(速度が一定で無い)
・雪面への圧、働きかけが弱い
・ターン後半の制動が強い

②総滑
大回りのポイントに加え
・2種以上で構成されていない
(リズム変化が無い)
・接続が急激である
・構成に偏りがある

③実践こま
大回りのポイントと同じ

④実践コブ
・スピードが遅い
・弧が浅すぎ・深すぎる
・凹凸を吸収出来ていない
・下るにつれ加速して行く
・ターン後半の制動が強い
・破綻している(した)

などが考えられます


【加点】
①実践おおま
・安定してハイスピードを保っている
・落下する板に対して先行動作の
タイミングがマッチし、体が一切遅れない
・ベンディング、加圧によって
板がスピードを落とさないながらも
深い弧を描けている
・角付け角が雪質やスピードに合わせて
全く適切であり、危なげなく見れる
(カービング要素が出来ている)

②総滑
大回りのポイントに加え
・リズム変化の繋ぎ方が滑らかで
無理を感じさせない
・多様な滑りを見せる事に対して
全体として纏まりがある

③実践こま
大回りのポイントと同じ

④実践コブ
・スピードがある
・凹凸が完全に吸収出来ていて
頭の位置がブレない
・正確にCBラインを通っている
・斜度変化、地形の変化に関わらず
速度が一定である

などが考えられます


県連やブロック員一人一人にしても
見られるポイントは異なります
全国的に統一はされていません

誰が見ても文句なく合格点が出るように
とにかく数を滑り込みます
また、先生(師匠)を1人決めて
その人の技を完コピ再現出来るようにするのが
上達への早道です


スピードを出す側の技術を見る性質上、
全体にレーサー有利な感じですが
基礎屋や山屋は負けじと鍛錬に
励みましょう٩( 'ω' )و
実際山で使える技術も多いです


次回は50「クラウン」です

スキー指導員 高波太一