福島県双葉町にできた
「東日本大震災・原子力災害
伝承館」に行ってきました。
今年9月にオープンした施設です。
まだ真新しい建物。
山の方角は晴れていたけど
海のほうはどんよりして
雪が舞ってきてました。
施設のHP⬇️
最初に見る資料映像や
資料の途中にある映像に
いろんな感情が込み上げてきました。
震災と原発事故当時の様子や
その後の生活のことなど
写真や原物などで丁寧に説明されています。
タイミング良く聞けた語り部さんのお話も
ぐっときました。
3時間いたけど全然足りなかったな
3階のテラスから見える海
きょうシンポジウムが開かれていました。
自治体職員らしき方や学生さんが大勢いて
これからの福島の街づくりについて
考える時間だったようです。
各メディアも多数。
いま進められているのが
イノベーションコースト構想。
これは
作業などの危険を伴う作業を任せるロボットの開発なども関連して
ロボットシティ化(エリア)した街づくり、というのが一つあると解釈しました。
非常に興味深いです。
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大熊インターで降りて
ここに来るまでの道中が
一見どこにでもある田舎の風景のようでいて
全く異質なものだと気づいて、切なくなった。
生活感のある人は一人も見かけなくて
警察官、警備員さん工事の人ばかり。
道を行くのは汚染土を運ぶダンプカーだらけ。
建物はまだ古びていないものも多いのに
周囲はめいいっぱい伸びた草だらけ。
どこもかしこも雑草が伸び放題で
明らかに人の手入れがされていないことがわかる。
まもなく10年が経つけど
「変わってない」のが現実。
何ができるだろう、
何かしなきゃ、とぐるぐる考えている。