超ペーパードライバーの娘ちゃんの車通勤。
しばらくは助手席に乗って同行、運転指導するニートパパです。
昨日、右折時に明らかに対向車が来ているのに、娘ちゃん、右折を開始しようとして動きだし、
「ダメダメ、止まれ!!」
と言って、なんとか止まったものの、あわや大惨事。
その後、
「なぜあの状況で右折しようとしたの!?」
「明らかに対向車が来ていたじゃないか!」
と少し声をあらげて問い詰めてしまった。
娘ちゃん
「パパの声が『行け』って聞こえた」
「行けると思った」
オレ
「『行け』なんて言ってないでしょ!『ダメ』って言ったの!」
「前の車が(対向車と対向車の間に)右折したから付いていこうとしただろ!」
「右折は前の車は関係ない。とにかく信号と対向車だけ見ろ!」
「それで迷ったら止まっていて、右折→信号になり対向車が明らかに止まってから右折すればいい!」
「右折→信号になってもギリギリ信号無視して直進してくる対向車もいる。対向車があきらかに止まったのを確認してから右折開始でいい!」
結構、大きな声で説教してしまった。
オレの命はどーでもいい。
新入社員で人生これからの娘ちゃんの命は絶対に守らなければならない。
社会人になっていきなり交通事故を起こすと、娘ちゃんはかなりへこんでしまうだろう。
それは絶対に避けたい。
とは言え、これから慣れない仕事でも緊張や疲れがあるだろう娘ちゃんに、
結構怒ってしまった自分が、なんか嫌になった。
危険な状況になる前に「(右折は)まだだよ」と指導すべきだった、
とか、
もっと優しく言うべきだった、
とか、
あれじゃあ娘ちゃんが仕事前にストレス溜まっちゃうんじゃないか、
とか、
事故りそうになったことなんかより、自己嫌悪でウジウジと悩んでしまった。
やはりオレはうつ病ニートなんだ。
●
インドネシア時代は、部下全員インドネシア人。
社会人としても仕事内容にしても素人のインドネシア人部下たちによく怒った。
今、あの怒り方を日本の若者にしたら、オレは速攻でパワハラで訴えられるだろう。
インドネシア人部下たちは強かった。イスラムの精神でメンタル最強なのか、のちのちも
「きくらげさんのご指導のおかげで成長できました。きくらげさんは先生です」
などとメールをくれる。社交辞令やお世辞半分(全部)かもしれないが、なぜか慕ってくれている。
しかしオレは反省している。怒っても何も解決しない。怒るのではなく、
間違いを指摘し、
どう間違えているのか、
なぜ間違えたのか、
どうリカバリーするべきか、
再発防止はどうすべきか、
を一緒に考え、話し合い、納得してもらうべきなんだ。
●
娘ちゃんの仕事が終わり、帰宅時もオレは助手席に。
何の問題もなく運転&帰宅でき、我が家の車庫入れも一発で真っ直ぐ入れられた。
「いいじゃん!1回でバッチリ、うまくなったよ!」と誉めた。
通勤時に怒ってしまったのを、まるでリカバリーするように...
娘ちゃんも嬉しそう♪
しばらくは運転と仕事の両方で緊張が続き疲れるだろうが、それも、これから長い人生の試練のひとつ。
パパは何があっても娘ちゃんの味方だよ。
〆