<2024.08.18>一部加筆+再掲
<2024.08.14>起稿


松山千春が2024年8月11日放送の自身のラジオ番組で、糖尿病の治療と狭心症悪化に伴う冠動脈バイパス手術を行うため、秋のコンサート・ツアー中止を発表した。

その時の全発言内容は以下のリンクから。

 

 

 

大丈夫なのかな?かなりの重大手術じゃないのかな?…聴いたその時はショックで体の力が抜けた。

 

ただ、それこそ心筋梗塞を起こす一歩手前で対処できたという点では本当によかたっと思う。

 

双方向性はまったくないが、私にとって最も長く深く付き合ってきた他人様の一人としての松山千春の手術大成功を、早期回復を、来春元気に再びステージに立てるよう、祈らずにはいられない。他人事ではない。

 

まだまだ歌い続けて欲しいと切に願う。松山千春が歌っている以上、必ず会場に足を運ぶ私の決意は揺るがない。

 

松山千春「まだまだ」

 

 

冠動脈バイパス手術とは…心臓・循環器に特化した専門病院である大和成和病院のホームページ🔗によると、

 

「冠動脈バイパス手術(CABG)は、胸を開いて、詰まった冠動脈の先に迂回路(バイパス)をつくる手術です。この処置により、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の筋肉の血流不足が改善されます。
 手術は全身麻酔で行います。詰まった冠動脈の先に体の別の部分から取り出した血管を、針と糸を使って縫い合わせていきます。バイパスとして使う血管(グラフト)には、脚の大伏在静脈や、肋骨の内側にある内胸動脈、手首の橈骨動脈、胃の胃大網動脈などが使われます」

 

また、同じく大和成和病院のホームページによると、冠動脈バイパス手術には、心臓をいったん止め、人工心肺という装置を心臓の代わりにして行う方法と、人工心肺を使わずに心臓を動かしたままで行う方法がある。どちらの方法にもメリットとリスクがあるため、患者の病態や年齢、健康状態など、多くの要素を総合的に判断して決定するという。

 

素人ではその実際をイメージしきれないが、手術の先行事例は多数あるんだろうけど、大きな手術になるってことかな?

 

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冒頭に書いたとおり、松山千春へ祈りを捧げる。このあたりのことを調べれば調べるほど祈りは強まり深まる。

 

一方で消し去れない大きな懸念が四六時中ある。

 

松山千春、手術前の糖尿病治療の際にも間違いなくタバコを吸うだろう。さらに、冠動脈バイパス手術を終え、意識が戻った直後、そしてその後もまたタバコを吸い続けるだろう…これが唯一の懸念、最大心配事。

 

書くまでもないけど、心臓病、糖尿病を悪化させその合併症を誘発・加速させるひとつの大きな要因は喫煙。

 

糖尿病の人の喫煙は歯周病のリスク要因であることは知られている。歯を失う最大の原因は歯周病。松山千春が2020年に前歯8本を一気にインプラントにしたのもそれが一因だろう。

 

白内障にかかった(2024年3月に手術)のも、加齢が一番の原因だろうけど、一方で喫煙は白内障を引き起こすことが言われている(厚生労働省)。糖尿病白内障もあるので、どうあれ糖尿病と喫煙が大きく影響していると思う。

 

2008年6月、松山千春が狭心症で倒れた時から現在も、冠動脈には6本のステント(経皮的冠動脈インターベンション:PCI)が取り付けられている。その取り付け手術の際だったと記憶するが、手術が終わった直後、

「意識が戻ってまずタバコを吸った。そしたらクラクラして倒れそうだった。タバコはほんとに体に悪い!」(要旨)と発言していた。

 

2019年春のコンサート・ツアーでは道内公演の移動中に軽い心臓発作を起こしている。病院には行かず、大事に至らずに済んだが、この時も「そんな中でもたばこを吸ったんだよ。しかもうまい」と、その後の東京国際フォーラム公演で話していた。

 

「俺はタバコを吸っている限り健康だ!」発言は松山千春ただ一人に通用するスラング。

 

 

 

千春ファンのみなさんの一番の心配は、松山千春がステージで歌っている最中に、ツアーの移動中に、ラジオをやっている時に…要するに日々の生活の中で、心筋梗塞を起こして突然「その時」を迎えることだと思う。その心配は私も同じ。

 

それをファンの本能として、時に恋人のような思いで、時に深い母性から常に心配し続けている。

 

だからこそ、ファンのみなさんは松山千春にタバコをやめることを求め続けているし、時にはライブ会場で止むに止まれず客席から「タバコをやめて!」と松山千春に直言するのである。

 

喫煙や自身の健康管理、入院生活についていつまでも駄々っ子みたいなことを言っていないで、もう観念して医師の助言や周囲の人の意見をそのまま受け入れ、ファンのみなさんの思いを全身全霊で受け止める時である。

 

医師の言うとおり大人しく入院生活を送り、健康管理をゼロから考え直して、何よりタバコをやめる時でしょう。そうあることを願う。

 

歌を取るか、タバコを取るか

 

未来も歌っているか、過去の人になるか

 

事はもう後がないところまで来ているんだと思う。

 

方法は二者択一だけ。答えはいずれも前者しかないでしょう。たのむよ、千春。

 

 

松山千春「生きております」