帰宅してちょっと遅い時間から弾き語り。

 

歌とギターコードが同時に湧いて来たのは松山千春「今日限り」

 

(松山千春アルバム『君のために作った歌』歌詞/松山千春筆)

 

オリジナルと同じペース、前奏含め同じようなギターの弾き方で。

 

 

「今日限り」は1977年6月25日に発売された松山千春のファーストアルバム、『君のために作った歌』(LP)のB面4曲目に収録。

 

 

中学生当時、俊雄君、英明君、美和ちゃん、里香ちゃん、信行君…たくさんの友だちにこのLPを貸したなぁ。

 

このアルバムは松山千春のファーストアルバムということで強烈なインパクトだったし、とにかく名曲揃いで、感動しっぱなしだった。

 

松山千春のワンステージのセットリスト、だいたい17、18曲の中で、このアルバムに収録されている12曲が占めてもまったく文句ないぐらい。

 

書くまでもない。A面2曲目の「大空と大地の中で」は松山千春全楽曲の中でもっともスタンダード化されていると言っていい。歌っているのが誰かは知らなくても、この曲は知っている―時代をこえて人々を勇気づける名曲。

 

「今日限り」をもっともよく弾き語りしたのはギターを覚えたての1981年、中学1、2年の頃。プリング・オフ(ギターを弾く際のテクニックのひとつ)が使われていて、それも何度も真似して弾いた。

 

弾き語るたびに懐かしさが湧いてくる。山梨のあの自分の部屋を思い出す。

 

YouTube上で、1980年のライブ音源として弾き語りでの「今日限り」が聴ける(下)。オリジナルの1/2ぐらいの速度で、アルペジオで弾いている。ギターは明らかにオベーションスーパーアダマスの音。

松山千春、この当時から弾き語りの時はオリジナルよりだいぶゆっくりしたペースで歌うことが多かった。

 

 

 

もう一曲、ギターを換えて「ためらい」

 

 

刺身といえば醤油。「今日限り」といえば「ためらい」、私の中ではこの2曲が常にセット。「今日限り」から入れば次は「ためらい」。その逆もあるけど必ずセット。

 

( 同 上 )

 

この曲もアルバム『君のために作った歌』、「今日限り」の前、B面3曲目に収録されている。本人がどう感じているかは分からないけど、現在の松山千春が歌ってもまったく遜色のない歌詞だと思う。

 

決して明るい曲ではないけど、とにかく昔からマイナーメロディ、暗い曲が好みだった。それは今でも変わらない。

 

「ためらい」は「今日限り」とセットなので別だけど、通常、夜中に弾き語るとどうしても「途上」とか「夜」「街」「バラード」…あたりが湧いてくる。

 

この年齢になると、意識してためらうこともある一方で、「もう もう ためらう事もない」(松山千春「ためらい」)、そういうことも増えた。

 

しかしこのヤマハのギター、いわゆるアコギの音、ギターらしい音がよく鳴っている。