<2024.07.03>起稿

 

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先日、持っているギターのうちの一本、オベーションスーパーアダマスの弦を交換した。交換してちょっと弾き語ってみたのが松山千春の「青春」

 

 

この曲は私がギターを始めようと思ったきっかけの曲。

 

この日のラジオ放送をまだかまだかと楽しみに待ち続けたことを今でも覚えている。1980年12月、中学1年の時、ラジオ(NHK‐FM)から流れて来たコンサート・ツアー「風をうけて」、NHKホールでのライブ音源、1曲目がこれだった。

 

まだ純粋だった12歳の私が歌から受けたものすごい衝撃だった。その衝撃は私にギターを覚えさせ、56歳の今でも「青春」を弾き語りさせている。

 

 

この時松山千春が使っていたギターがオベーションスーパーアダマス(↓写真)。あれからずっと憧れていて、ラジオ放送から39年後の2019年、念願のオベーションスーパーアダマスを購入した。

 

 

ちなみに、あの時ラジオから流れてきたライブ音源は1980年9月4日(2日目)の公演のもの。

 

NHKホールでは1980年9月3日と4日の両日行われていて、両日とも「青春」がオープニングだった。

 

初日の模様はライブCDとして発売され、公式ライブ音源として日本コロムビアから配信されている(以下「青春」)。ラジオから(2日目)の「青春」とはツーコーラス目からのギターの弾き方が違っている。2日目の「青春」、粗削りな弾き方のギターも当時を思い出させてくれる。

 

 

いつ聴いても何度聴いても1980年当時の情景が蘇ってくる。

 

 

 

 

「青春」の後、もう一曲弾き語ったのが同じく松山千春の「TOUR」。松山千春デビュー20周年(1996年)を記念してリリースされたアルバム『TOUR』のタイトル曲。

 

 

20周年記念ツアーのタイトルは「全国100番勝負!」

 

1996年の4月から12月までの大規模ツアーを組み、文字どおり全国で100番、100回のコンサートを開催した。

 

 

私は18番目の1996年6月6日、日本武道館に行った。ファンクラブ優先チケットが当たると思っていたら外れ、慌てて一般発売で確保したのを覚えている。座席は、立ち上がれば武道館の天井に頭がぶつかるぐらいの最後列、最高峰席だった。

 

その年の4月にリリースされた「君を忘れない」がちょっとしたヒットで、おそらく一時期松山千春から離れていたファンのみなさんがカムバック、コンサートに足を運んだこともチケットが取りにくかった一因かもしれない。

 

 

デビュー20周年にあたり、歌い続ける松山千春の決意を歌った佳曲。アルバムリリース前、文字どおり初めて聴いた「TOUR」も衝撃的に感動した。

 

私自身はあの時の日本武道館で聴いて以来、その後聴いた記憶がないが、どのツアーでも歌って欲しいといつも思っている。

 

2年後にはデビュー50周年を迎える。その時にはぜひ歌って欲しいと、今から願っている。

 

もっと言えば、50周年の意義をとどめた「TOURⅡ」「TOUR”50”」と言える新曲、大作を待ち望んでいる。