「優しくなりたい」長渕剛さんが語る「自責の念」と「許す心」 7年ぶりのアルバム「BLOOD」に込めた思い

 

2024/6/26(水)07:06 プラットフォーム(Yahoo!)配信

2024/6/15(土)14:30 西日本新聞[有料会員限定記事]配信

 

 

(全文🔗 Yahoo!ニュース)

 

 

 

(抜粋)

―リードー

 鹿児島県出身の歌手、長渕剛さんが7年ぶりのニューアルバム「BLOOD」をリリースしました。6月25日からはアリーナツアーが始まり、九州では福岡市と鹿児島市で2公演ずつ開催されます。福岡市を訪れた長渕さんに、曲作りの思いやツアーへの意気込みを聞きました。

 

 ★長渕 人を傷つけたり、自分が傷ついたり、そうやって人間は生きていく。で、最終的に何が残るか。僕は「自責の念」だと思うんですよ。自分が悪かったからこうなったんだと。それぐらい人間は優しい生き物だと信じています。そうしたときに、許す心って人間にはいっぱいある。そんな優しさにも満ちている。優しくなりたい。今回はこんな思いで、かなりの歌を書きました。

 伊集院(鹿児島県日置市伊集院町)で過ごした3歳の頃、母親が歌ってくれた童謡の響き。つらく悲しいときとか、涙が出そうな感情で、ふいに口ずさむメロディーです。「夕焼小焼」とか。そのメロディーがたぶん僕の「原書」なんです。創作の一端に大きく影響している。誰もが分かる歌、誰の心にも存在する歌、誰もが耳から入って心にすっと落ちていく歌。そういったものをつくりたい。これが難しいんですよ。自分の感情をかきむしるように大学ノートに書き連ねていくんですけど、そんな歌だったら別に自分の部屋で歌えばいいわけであって、それを世に放つということは、どこに向かって歌っていくのかっていうことが問われるわけですね。そんな思いで45年、書きつづってきました。今回のアルバムには、そういったものが色濃く反映されているんじゃないかと考えたりします。

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長渕剛「BLOOD」

長渕剛「ZYZY」