松山千春コンサート・ツアー2024「友よ」
今日(5月5日)時点で全25公演中9公演まで終わっている。その週の公演が終わった日曜日の自身のラジオでの口ぶりでは、今ツアー、とても充実していて、会心のステージを続けているようで何より。
まぁ、ラジオで発言する時にはどのツアーの時も基本的にはそうだけど、
ここまでで私が参加した2会場、福生と甲府、いずれも第一部の歌唱の不安定さはあるものの、第二部以降は松山千春本来の歌唱力が発揮されていると感じて安心したし、そういう公演の後は私の気分もいい。
セットリスト、私の感覚ではこれまでとそれほど変わっていない。基本的にはいつものテイスト。いつか目の覚めるような、抜本的に組み換えられたセットリストが登場するといいんだけど。
とは言え、新曲2曲が織り込まれ、好きな曲も結構入っているのでこれまでより満足度は高い。
ただ、ここに来て甲府公演で「今回のツアーではやっていない」と言いつつ歌った超定番の曲と、それと並ぶとりわけここ5年間のド定番の曲がやっぱり顔を出し始めている。
もともと本人が気に入っているうえ、現在の本人からすれば歌い易く、うまく歌える曲でもあるだろうから、一度セットリストに入れば、元々の曲と差し替えられてしまい、定着する可能性は高い。今後そうならないよう願う。
これまでのセットリストの中で「この曲、その曲、絶対にライブで聴きたい」と思った2曲がある(1曲は既に聴けた)。
次に私が参加するのは5月24日の東京国際フォーラム公演。そこでその2曲をぜひとも歌って欲しい。その2曲が聴けたら基本はOK。
あとワンステージ最後の曲、ここまで2曲を入れ替えて歌っている。どちらも嫌いじゃないが、かつては2曲とも何度も何度も歌っていた曲なので、できればもう1曲、あの曲がレパートリーに入ってくるといいんだけど。
あの曲というのは「歩き続ける時」、これを長年待ち続けている。上に書いた2曲と「歩き続ける時」の3曲が今度の国際フォーラムで一夜にして聴けたら、もう松山千春のライブはこれが最後でもいい!…そんなことはないけど、それぐらい嬉しいし完全燃焼感はあるだろう。
国際フォーラムは2階の超後方席。そんなことはまったく気にならない。気にしないよ。気にするもんか。5月24日、楽しみにしている。
(余滴)
YouTube上で聴ける「歩き続ける時」の音源は1977~78年あたりの弾き語りが多い。
それらの中でタイトル・カバー写真と音源が違うと思われる、弾き語りでの「歩き続ける時」がある(以下🔗)。ひょっとするとアップされた方が意図的にそうされているのかもしれない。
タイトルは「松山千春 歩き続ける時 1978」だが、聞えてくる松山千春の声質、歌い方、ギターの弾き方と音からすると、デビューしてから10年ちょっと経った頃、1990年前後じゃないかな?違っていたらすみません。
個人的にこの「歩き続ける時」は見事。何度聞いても素晴らしい。