2024年4月5日(金)21:00~23:00FM NACK5放送、THE ALFEE 坂崎幸之助さんの「K's TRANSMISSION」の中で再び松山千春について語り、松山千春の「銀の雨」をかけた。

 

(01:17:06~)

(歌詞の中に「わがまま」という言葉が使われている歌)「わがまま」は結構あるよね、歌の中で。出て来ますよね。(…)

 

まずは1977年6月に出たセカンドシングルのB面、さぁ、なんでしょうか?ね~、77年6月25日のセカンドシングル「かざぐるま」B面。さぁ、なんでしょう。「かざぐるま」のB面ですよ。これB面だったんですね。

 

アルバムの印象が強いからからなぁ、僕なんかは。アルバムで聴いてたから。聴いてたってかね、同じレコード会社だったんでね。アルバムもらって…そう。ファーストライブも、東京での、厚生年金の中ホール。

 

アルバムだとB面の1曲目、『君のために作った歌』というアルバム。松山千春のね、ファーストアルバム。この頃の松山千春はほんとにあの、この頃の松山千春って言ったら怒られるけどさ。

 


アマチュア時代にね、多分いろんな曲を書いてたんでしょう。ただ、だいたいEm(イーマイナー:歌い出しのギターコードのこと)なんですよ。Emで(笑)、だいたいEmをカポで、1カポか2カポでやるんです。

 

この曲は1カポだったかなぁ?(自分が持ち込んだギターでEmスリーフィンガーを少し)「かざぐるま」がA面だったんだね。「まわれ か~ざ~♫」…ねぇ、これのB面だったんだ。でも好きでした。多分ね、千春ファンもこの曲、好きな人多いと思うよ。

 

やっぱりB面の1曲目、当時はLPですから。(レコード盤を)ひっくり返して、最初の曲はなんだろう?みたいな。やっぱりインパクトあるんですよ、結構。うん、レコードってそういう楽しみ方があんの。

 

A面、もちろんね、1曲目から始まっていって終わるでしょ。B面の世界は今度どういう世界なんだろう?みたいなのがあって、B面の1曲目ってのは意外と大事なんですよ。A面ラストからつながってくB面なんで。

 

これCDなっちゃうと、ただ単にね、A、B面がばーっとつながって10曲ぐらいになるわけですけど。LPの場合、アナログ盤の場合はそうやって曲順を考えてたんでだけどね。え~LPではB面の1曲目でした。松山千春聴きましょう~「銀の雨」

 

 

(01:23:11~)

ん~、懐かしいですね。(自身のギターで「銀の雨」前奏…一部)これは僕がやっぱり、厚生年金、(松山千春の)最初のライブをね、キャニオンのスタッフに勧められて観に行って。やっぱりインパクトありましたよ。この曲も覚えてる。いい曲だよねぇ~。

 

なんだかんだで、この『君のために作った歌』って名曲、粒ぞろいでさ。これはやっぱりスターになる人だな、と思ったな、あん時。ライブも面白かったしね、ニッカボッカはいて来てて。(笑) 面白かったよ。しゃべりとかもうまかったもんね。

 

いろんな縁って言うかさ、オールナイトニッポンの千春が二部から一部に上がった日に僕が二部を担当することになって、一部、二部の関係になったんだよね。前も話したけど、同じスタジオだからさ。(…)その間にだんだん仲良くなってね。千春の最後に僕が出たり、千春が僕の頭に残っててくれたりとか、っていうこともあったりしてね。面白かったですよ。若かったね。二人ともね。(自身のギターで「若かった あの頃♪」:神田川)ほんとにね、何にも怖いもんなしな感じ。

 

77年ってことは?千春は僕らより一級下だから、え~と、22?千春、22ぐらいだ。僕らが23?24?だよねぇ。オールナイト(ニッポン)やった頃はその2年後ぐらいだけどね。(…)

 

いつまでも元気でいて欲しいです、松山千春さんはね。はい。やっぱりああいう人がいないといけません。

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この日の放送の中ではTHE  ALFEE自身が歌う曲は2曲、「FLOWER REVOLUTION」と「今日の続きが未来になる」をかけた。

 

 

 

坂崎幸之助さんはよくラジオで松山千春のことを語り、曲をかけてくださるので、有り難く思っています。また、松山千春のことを語った際には、それを教えてくださるALFEEファンの方にもいつも感謝しています。

 

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松山千春ファーストアルバム『君のために作った歌』(1977年)を聴いた時のインパクトは今も覚えている。このファーストアルバムは坂崎幸之助さんが言っていたように、「大空と大地の中で」「旅立ち」「オホーツクの海」「銀の雨」「この道寄り道廻り道」「ためらい」「今日限り」…名曲粒ぞろいのアルバム。

 

「銀の雨」だけピックアップすれば、「旅立ち」と並んで衝撃的に感動した。何度自分で弾き語りしたことか。

 

私の中では松山千春を語る上で外せない一曲であることに違いないが、ここまであまりに毎回毎回ライブで歌われ過ぎて…ライブで聴いていても、新鮮な気持ちで歌の世界に入り切れない頻度。重要な一曲なので、ここぞ!という時に歌って欲しい。

 

ライブアルバム含め「銀の雨」はいろんなバージョンで出ているが、私の中で、1977年バージョンを除いて、もっとも感動したのは1982年、真駒内5万人ライブでのそれ。

 

 

下の「銀の雨」、30周年記念カバーアルバム『再生』(2006年)バージョンもいい。

 

 

ちなみにこの『再生』、ご存知のとおりそれまでに出された楽曲を、当時のアレンジのままリメイク、セルフカバーしたものだが、このアルバムに収録されている各曲、どれもオリジナルと同じぐらいにいい。