2024年2月4日
「松山千春 ON THE RADIO」(3)

 

 

(14:18~)
(松山千春が足寄で暮らしていた頃、足寄でコンサートと言えば演歌の人しか来てくれなかった。)もちろん、まだまだフォークソングなんていうのもね、確立されてなかった時代だからなぁ。

できれば、今ラジオをお聴きのみなさんね、機会があったら自分の町に誰々がやってくる…いろんな方がいると思いますけど。演歌、歌謡曲、JポップでもKポップでもいいんだけど。フォークソング…って歌ってるの俺ぐらいしかもういなくなってるんだけど。

いろんなかたちのそういうコンサート、舞台、ご覧になった方がいいと思いますよ。そりゃぁね、良くても悪くても。結果ね、“あっ自分はこの時代でこういうある種、芸能文化をちゃんとこの目で確かめたんだ、この耳で聴いたんだ"…それが後々いいかたちになって来ると思いますんでね、ぜひとも、そういうコンサートには足を運んでもらいたいなと思います。

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松山千春が言うことはよく分かる。私自身のことでも、長年応援し続けているシンガーソングライター達のライブはもちろんのこと、映画やミュージカル、噺家の講談…様々なものを直接観て聴いておくことは大切なことだと思う。

 

それがその後自分にとってどういう意味を成して来るかは分からないが、いわゆる”毛穴から入れておくこと”にまずは意味があると思っている。

 

妻がミュージカルが大好きなので、結婚当初、もう20年以上前かな?妻に誘われていくつもミュージカルを観に行った。青山劇場が多かった。一番記憶に残っているのが松本幸四郎と当時出演していた松たか子の『ラ・マンチャの男』

 

『ラ・マンチャの男』プロモーション映像(2分18秒)

 

劇中、松本幸四郎が放った言葉―「我々の敵が最も恐れるのは、我々が打ちのめされても決して屈せず、何度でも立ち上がってくることなのだ」―は今でも私を鼓舞する。

 

 

長女がまだ5歳ぐらいだったかな?小さくても見せておきたいと、三人で劇団四季の『ライオンキング』を観に行った。大人が観ても引き込まれる。妻と私の間に座っている小さな長女が前のめりで食い入るように観ているのを見て、妻と二人で喜んだ。

 

長女は今も「あのキリンを覚えてる」らしい。

 

劇団四季:ライオンキング:東京公演プロモーションVTR

四季劇場[夏]2017年7月開幕(1分38秒)

 

 

こうしたものに触れ続けていくことは、いくつになっても、どんな状況に置かれても、自分の中にある感動を引き出し、自分の気持ちを瑞々しく保っておく手段と言える。それは私にとっては読書も大きなウエイトを占める。

 

肩ひじ張って書けば、いつでも自分がファイティングポーズをとっているために、取り入れるべき必須のこと。

 

 

松山千春ー「TOUR」(公式音源)

浜田省吾―「日はまた昇る」(公式ライブ映像)

中島みゆき―「命の別名」