2024年1月28日
「松山千春 ON THE RADIO」(3)

 

リスナーからの、アコースティックギターを弾き始めて、松山千春さんの「恋」が弾けるようになった、というメールを受け。

 

 

(41:57~)
お前、「恋」を弾けるようになったんだべ。そしたらもう、大概のものは弾けるようになってるはずだぞぉ。俺もギター始めた時はな、そりゃ、同級生の柚原良生(ゆはら よしたか)、良生の兄ちゃんが持っていたギターを借りてたぞ、Aⅿ、Dⅿ、E7…ま、循環コード(循環して使えるギターの基本的なコード進行)なんだけどな。これを弾けるようになって。そしたら大概のフォークソングは歌えるようになるわけだよ。

ほいでやっぱり辛いのはF。押さえる時にちょっと音が濁ったりするからな。あとは「恋」にも出て来るけど、Bm。こういうのはちょっと辛いとこだけどな。いやぁ~、立派、立派。これからもっともっといろんなコードを覚えてな、頑張って弾けるようになれよ。

で、いつの日か俺のコンサートのバックを任せられるような…。ところがな、うちのアコースティックギターはね、古川(昌義)って言ってね、これ今日本で一番上手いアコースティックギターだもん。これを抜くやつはちょっと出て来ないと思いますよ。

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主にリスナーからのメールを受け、時折こうした”ギター基本講座”みたいな話しをする。その時には必ず「FやBmが押さえずらい」ということを言う(以下二つの🔗)。

 

 

 

 

松山千春が言っていた「恋」で、押さえずらいBmコードが出て来るのは、ワンコーラス目で言えば「…疲れたみたい」と「…いつものことと」の部分、サビでは「…待たせるだけで」と「…待ちくたびれて」の部分。

 

松山千春、FやBmはバレー(=セーハ=一本の指で複数の弦を押さえる)で押さえるが、例えば長渕剛は”握り込み”で押さえる。どちらであれ、音がしっかり出れば問題ない話しだけど。

 

 

松山千春―「恋」(2018年弾き語りLIVE音源)