一年を振り返って…類のことを書くのはタイプではないけど、今年は長男のオーストラリア留学からの帰国(2月)―留学に行ったのは2022年夏から―と、長女のとある難関の国家試験合格(11月)、それともう数年前のような気がするけど、妻の国家試験(社会福祉士)の合格(3月)と嬉しいことが続いた。

 

(長女の合格祝いに)

 

あえて自分のことで嬉しかったことを書けば…。内面的なことなので言葉にするのが難しいが、自分を取り巻く環境の受け止め方、起こる出来事の自分の中への受け入れ方が一段深まったと感じている。

 

”人は人、俺は俺。どこまでも俺の人生”…と若いころからのそうした考え方がよりゆったりと重厚になってきた、とでも言おうか。

 

それにより、いい意味でより楽にどんと構えて大きく生きられるようになってきたという実感。今年に入ってからの深化として。

 

 

12月27日(水)で2023年の仕事は終わった。毎年のことながら、ここから大晦日~元旦に向かうまでの流れる時間のムードがいい。

 

昨日(27日)は頭痛もなく気分がいい。夜、弾き語ってみた。

 

 

オベーション・スーパーアダマスを抱えて、ギターコードと歌が同時に湧いて来たのが松山千春「涙の向こうに」

 

 

そんな歌あった??…長年の千春ファンの方でもぱっとメロディが浮かんで来ないかもしれないような、私の感覚でもとても地味な曲。でも結構気に入っている曲。まぁ、気に入っていない曲は湧いて来ない。

 

1980年11月リリースの松山千春6枚目のオリジナルアルバム『木枯しに抱かれて』の2曲目。この時松山千春24歳。

 

 

 

リリース当時から完成度が高いアルバムだと感じている。


ちなみに同年5月には『浪漫』を、翌81年5月には『時代をこえて』を発表していて、一年間で3枚のオリジナルアルバム。この3作品、どれもいい。まさに松山千春の全盛期を作り上げた3枚。

 

(アルバム『木枯しに抱かれて』歌詞冊子)

 

この曲のサビのメロディライン、音の上がり方がとても心地いい。歌詞は聴いてそのまんまの内容だが、この当時松山千春が作り出した楽曲は、哀愁をたたえたあの声、メロディ、歌詞、アレンジが一体となっている感覚を強く覚える。

 

一曲丸ごと、ワンセットで良さが滲み出ている。

 

ますます貴重なツアー、大切なワンステージ。歌えるうちに、もっともっとこういう歌をライブで歌って欲しいと改めて思う。

 

 

涙の向こうに貴方が見える
いつでも私を迎えてくれる
別に好きでもないのに何故か
泣いて疲れて貴方のうでの中
涙の向こうに貴方が見える

貴方は遠くで見ていてくれる
幼い子供を見守る様に
知らんふりしてよそ見するけど
歩き疲れて貴方のうでの中
貴方は遠くで見ていてくれる

やさしい人だわ貴方は誰より
いつでも私にほほえみかける
何のとりえもない人なのに
強くひかれて貴方のうでの中
涙の向こうに貴方が見える