昨夜(10/4夜半から明け方?)の雨はすごかった。雨の音で目が覚めた。豪雨、土砂降り、スコール…。銀の雨ではなかった。

 

突然のスコール茜色の空に
鐘の音が鳴り響く
うつむいて歩いてたこともあったけど
決して振り返ることはなかった
右も左もわからないままで
僕らは舟を漕ぎ出した

(玉置浩二「スコール」)

 

東京―2023年9月30日の東京、くもり時々晴れ

 

浜田省吾―「東京」/ TOKYO

 (ON THE ROAD 2022 LIVE at 武道館)

 

テレビ朝日系列の「ちい散歩」。かつて俳優の地井武男さんが散歩の楽しみを伝えながらその街を紹介する番組。地井さんが亡くなられた後、加山雄三さんの「若大将のゆうゆう散歩」を経て、現在は高田純次さんの「じゅん散歩」として放送されている。

 

そんな番組をイメージして9月30日は「にじ散歩」。熟考なしのタイトル。

 

9月30日、東京を舞台に、

 

足足新宿「北海道フェア㏌代々木」

足足渋谷「タワーレコード渋谷店」

足足文京「無縁坂」

 

と、そこに集まり、そこで暮らす人々の生活と息遣いを文字と写真で伝える8分。

 

 

足足新宿「北海道フェア in 代々木」

 

北海道の食べ物店、物産店が軒を連ねること80軒以上。大変な賑わいだった。足寄町のアンテナショップでいろいろ買おうと思ったが、その後の散歩を考えて小さくて軽い物にした。

 

去年足寄でお世話になった方と一年ぶりにお会いでき、あの時のお礼を伝えることができた。中にいたスタッフのみなさんも親しく「また足寄に来てよ~」とお声をかけてくれてた。東京あしょろ会の会長にもお会いできた。大変明るいいいお爺ちゃん。

 

(下2枚は足寄町観光協会公式Instagramから)

 

 

とくに海鮮系の店舗はどこも行列だった。ホタテ焼きを買おうと並んだら、私の前が外国人の男性。英語で欲しい品を言うのだがうまく店員さんに伝わらない。

 

私がカタコト英語で通訳をしようと思った矢先、その男性が貼ってある商品の看板を店員さんに見せ始めたので伝わった。あとは個数、すべて2個ずつ注文していたが、ここはヒトコト英語で十分伝わっていた。

 

店舗の真ん中のスペースにあるテーブルでその男性が食べていたので、話し相手になろうと横に立ったら、瞬間的に私のことを嫌ったわけではないだろうけど、もの凄い速さで数品すべてを食べ終わって去っていった。並大抵の速さではない。あれは噛まずに流し込んでいたと思う。

 

 

足足渋谷「タワーレコード渋谷店」

 

渋谷駅の超大規模工事は今も続く。

 

アイドルかなにかの特設コーナーがあったのかな?若い女性が店内を何重にも蛇行して行列を作っていた。レジも行列。ここだけ見ていると「CDが売れないということはないな」と思ってしまうほど、店内各フロア、ものすごい人だった。

 

狙いのASKAが使っているギター、GibsonJ50の実物が見れてよかった。

 

 

 

どうしたって 過ぎて行く 時の中さ
止まっても 運ばれ行く 時の中さ

同じ時代を 歩いて行く 僕たちさ
物語を つないで行く 僕たちさ

(ASKA「同じ時代を」)

 

 

足足文京「無縁坂」

 

長年行こうと思い続けてきてやっと。

 

 

 

「母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を登るたび いつもため息をついた」…この歌詞はふるさと長崎、坂ばかりの街と言ってもいい長崎で、幼少の頃さだまさしがそれらの坂を母と歩いた時のことがイメージとしてあるようだ。


母はすべてを暦に刻んで
流して来たんだろう
悲しさや苦しさは

きっとあったはずなのに

 

忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生

(さだまさし「無縁坂」)

 

悲しさやウェットな気持ちはなく、この歌を聴くたびに、45歳で逝った私の母の人生を思い、ただただ感謝の祈りを捧げるばかりである。

 

無縁坂を登って下って、向かいにある不忍池を見て

 

(不忍池)

 

「にじ散歩」を終えた。

 

次回の「にじ散歩」は…まったく未定。

 

それはそうと、5年ぶりに「西郷もの」の新書を再読し終えていたので、かなり久しぶりに上野公園の西郷隆盛像を最後に見て帰るつもりだったが、完全に忘れていた。

 

帰り道、地下鉄に乗っている時に思い出した。再び戻る元気もない。次だな。

 

それにしても足寄アンテナショップでめぐり会った人はみんないい人たちだと思った。

 

涙こらえて 帰ろう 風が心を支える
めぐり会う人は全て いい人達だと思う


夢よ 夢よ 抱きしめて くれないか
僕は 僕は それなりに 生きている

(松山千春「帰り道」)