<2023.8.6>青字加筆
<2023.8.5記事>
暑中お見舞い 申し上げます
🍉🎐🌊
連日の猛暑日
36度、37度ってこれまでもあったけど、今年の暑さは、全身にのしかかる暑さというか、”暑さの重さ”を感じる。「酷暑日」(40度以上)が日常化する時代も近い気がする。
世界気象機関(WMO)と欧州連合(EU)の気象情報機関は、2023年7月の世界の平均気温が観測史上で最高となる見通しだと発表した。観測記録のない太古の気候を探る研究者は「地球の平均気温はおよそ12万年ぶりの最高気温を記録した」と温暖化の進行に警鐘を鳴らしている(要旨/2023年7月29日日本経済新聞)。
国連のグテレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来した」として、再生可能エネルギー導入目標の引き上げなど、対策強化を呼びかけた(2023年7月27日毎日新聞)。
さて、それにしても8月1日の小田和正横浜アリーナ公演、素晴らしいライブだった。余韻、残響…まだ残っている。すでに次のライブに行きたい気持ちが湧いている。
今年9月7日で67歳になる長渕剛の鍛錬も凄いけど、我々にはあそこまではなれないなと思う別世界。
今年9月20日で76歳になる小田和正。見えないところでの努力があるのだろう、ライブを観ていて「俺もまだまだ頑張らないとな。ああいう76歳になりたいな」と思った。
今年9月14日で74歳になる矢沢永吉。先日のフジロックに出演した際の、追加バックヤード映像が昨日(4日)、公開された。
存在から発するオーラ、アグレッシブさ…存在自体に強力なパワーを感じる。こういうカッコいい生き方をしたいなと、いつ観ても思う。
さだまさし、現在71歳
7月30日、WOWOWでさだまさし50周年記念公演(@東京国際フォーラム)が放映された。
後半「キーウから遠く離れて」~「あと1マイル」~「防人の詩」~「まほろば」~「落日」と続けた5曲から、さだまさしらしい表現で強いメッセージが伝わる素晴らしい流れだった。
目に映るものを、耳から聴いたものを、詩人的と言っていいのかもしれないさだまさしなりの感性で受け止める。それを豊富な語彙で歌詞に落とし込む。
一見小さなことであっても流さないその感受性は、自分自身も大切にしたいなと思う。
中学生の頃、買っていた音楽誌「GUITAR BOOK」に毎月のように、しかも巻頭に多く掲載されていた記憶がある浜田省吾も現在70歳、今年12月で71歳。
9月から始まるアリーナツアー、ラッキーなことに2公演のチケットをゲットできた。相変わらずの人気ぶりはさすが。ファンクラブ会報を読んでも、次に、未来に、いつも前向きな発言がそこにある。
この街のかたすみで♪、真っすぐ生きているつもりの私自身ももう55歳、来年1月で56歳。
大学を卒業して社会に出てからあっという間に32年半が過ぎた。途中から一緒に生きる一人の妻と二人の子どもが加わり、肩の力はいい意味で抜けつつ、必死に生きてきたし、生きている感は日に日に強まる。
時は流れたなぁ、ほんとに時は流れた。
父と母の笑顔が懐かしく浮かび、笑い声が聞こえる。ふるさとの山々はいつも変わりない。
両親や家族に守られ、出会う人々に守られ支えられここまで来た。山梨でクワガタを獲るために山を走っていたあの頃の自分からは想像がつかない。
こんなに遠く 歩いたのかと
肩越しに見た 道は遥か
腰を下ろして 空を見上げた
流れゆく雲 ゆくえ告げず
(松山千春「春夏秋冬」)
あの頃の自分に軸足を置いて、今、現在を見れば、まさにさだまさしの言うとおり「なつかしい未来」。あの頃に潜んでいた種が、多くの人々に出会い、経験を重ねる中で育ち、今を作っている。今はなつかしさを帯びた未来。
年齢を重ね、身体的には衰えているだろうけど、70歳の時に元気に生活していたい。何かにチャレンジしている自分でありたい。そのために、今できる努力を自分に課し続けたいと、「青く沈んだ夕闇に浮かぶ街を見おろし」(浜田省吾「家路」)ながら思った。
長い旅路の色んな場所で
数えきれぬ人に出会う
誰もが 皆 自分の人生と闘っている
どの道を歩いて行こうと
君は君の その人生を 受け入れて楽しむ他ない
最後には 笑えるように
(浜田省吾「日はまた昇る」)