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長渕剛「まだまだ一緒に突っ走っていこう」、全国ツアー開幕、声出し解禁で1800人と拳上げる
2023年6月25日 スポーツ報知
シンガー・ソングライターの長渕剛(66)が24日、神奈川・よこすか芸術劇場で全国ツアー「2023 OH!」(14か所20公演)の初日公演を行った。
やまない「ツヨシ」コール。勢いよく揺れる日の丸の手旗。1800人が高々と拳を上げ、「オイ!オイ!」と声を張り上げた。大規模イベントの制限が緩和され、今ツアーから満員での声出しが解禁。鬱屈(うっくつ)したコロナ禍から解放され、「生きるんだ」「前に進むんだ」という思いを込めた新曲「OH!」で幕を開けた。
「Hey,Hey,Hey,Hey!横須賀、来たぞ。一緒に歌うぞ、今日は。いくぜ、いくぜーっ!」
「OH!」の掛け声の度に、観客は声を上げて呼応。長渕は「最高じゃん。歌う用意してきたんだな」とニッコリ。「元気だったか?目いっぱい素晴らしい夜を作ろうな。1つになるぞ、1つになるぞ、1つになるぞーっ!」と絶叫した。
「これまでの(コロナ禍の)3年、心の中に集積した不安や疑念、そういったものを全部引きちぎってしまえと。みんなを日常から解き放たせて(ライブが終わる頃には)自分を肯定して『生きるんだ』という気持ちにさせてあげたいね」
宣言通り、躍動感あふれる2時間のステージ。最前列にマイクを向けて「明日へ向かって」を歌唱。「もっと声を聞かせてくれ」と言わんばかりに、何度も耳に手を当ててあおった。「ひまわり」や「HOLD YOUR LAST CHANCE」の弾き語りなど18曲で力強い歌声。アンコールでは「とんぼ」「乾杯」を大合唱した。
「みんな、頑張ったな。よく頑張ったと思う。この日を本当に待っていた…。みんなでここまで乗り越えてきたんだなと。アタマからみんなのエネルギーに食われっぱなしだよ。そうやって45年もやって来たんだなと思うと、本当にどうもありがとね」と感慨深げ。「オチオチと歳(とし)なんてとっていられない。大変よ、もう。でも、まだまだ一緒に突っ走っていこう。正しいルールにのっとり、思いきり、正々堂々と声を上げて参りましょう。最高だな、オマエたち」とかみ締めた。
1978年10月に「巡恋歌」でデビュー。「45年、だてに歌っていない。自分の作家性、表現者としてのパフォーマンス、書きつづった歌を届ける作業に執念を燃やしてやっている」と、音楽への情熱は衰え知らずだ。この日の本編ラストは「45周年の集大成であり、俺の歌を愛してくれた皆さんに心を込めて書かせていただいた」という未発表の新曲で締めた。
「歌を生業(なりわい)とする人間として、使命感を持ってけん引していく」と、長渕は命ある限り、日本中に拳を上げる。(加茂 伸太郎)
長渕剛が神奈川から全国ツアー「OH!」スタート こぶし突き上げての長渕コールが響き渡る
[2023年6月25日4時0分]日刊スポーツ
これが長渕の宴「一緒に歌ってひとつになるぞ!」 大合唱「剛コール」一体感に酔いしれた!全国ツアー開幕
2023/06/25 04:00 サンスポ