さて、大学時代のゼミの先生から仕切るよう言われて、若手のゼミ卒業生を交えて6人で実行委員会を組んで準備を進めてきた、ゼミの先生の定年退任パーティー。

 

昨晩、全国から100人を超えるゼミ卒業生が参加し、大成功だった。

今年卒業する最後の現役ゼミ学生、昨年卒業した人から、36年前に卒業した人まで幅広い年代のみなさんが集まってくれて、本当に嬉しかった。

 

 

私の同期は、私を含め7人参加した。パーティーの運営でゆっくり話す時間はなかったが、みんな元気そうで何より。

 

当初はテーブル着席形式だったが、予想を超える参加者のため数日前に立食形式に変更した。会場はまさに立錐の地がないほど超満員。先生の人徳、一生懸命学生と卒業生の面倒を見て来た証だった。

 

Zoomで4回の実行委員会を行い、細部まで詰めてきた。特に式次第とその人選は吟味に吟味を重ねた。ライブで言うところのグルーヴ感というか、参加者の気持ちの盛り上がりと、会場が上気していることを実感した。

 

先生の奥様にも参加いただき、卒業生たちは代わる代わる先生と懇談し、今の自分の状況を報告したり記念撮影したりと、「蛍の光 窓の雪 ふみ読む月日 重ねつつ」(「蛍の光」)過ごした学生時代を懐かしんでいた。

 

パーティーの最中も、帰りに出口で参加者を見送る際にも「ほんとにありがとう!こんなに素晴らしい会になるとは思わなかった。参加してよかった!」と声をかけていただいた。見ず知らずの先輩から握手を求められたり。主催者としてこれほど嬉しいことはない。

 

参加者が帰った後、その場で大成功を喜び、実行委員会解散の乾杯をした。特に若い世代の尽力のお陰。

 

今日からまた日常に戻り、それぞれの地、それぞれの場での日々が始まる。思うに任せぬ時もあるだろうし、その人なりの課題もあると思う。一人ぼっちで奮闘することもあるかもしれない。

 

「行き詰ったら原点に帰れ」のとおりで、学生時代を原点に、「まだ咲かぬ見果てぬ夢」を持って、お互いまた頑張っていきたいものである。

 

 

行く先を照らすのは
まだ咲かぬ見果てぬ夢
遥か後ろを照らすのは
あどけない夢

 

ヘッドライト・テールライト

旅はまだ終わらない

(中島みゆき「ヘッドライト・テールライト」抜粋)