さて、一昨日、以前同じ職場だった後輩が大阪から上京したということで、わざわざ職場を訪ねてくれた。
10年ほど前に転職し、いま、大阪で別の仕事をしている。その仕事に厚みを持たせるために、専門学校に通いながら資格取得を目指して勉強しているという。仕事をしながら勉強することの大変さはよく分かる。
さらに話を聞いていくと、2年前乳がんになったという。ステージで言えば1・5程度。
医師と夫と何度も相談し、何より彼女自身が考えに考えて、少しでも生きる可能性を広げるために抗がん剤と放射線、両方を採り入れて治療に臨んだ。
いまはもう以前の状態に伸びていたが、抗がん剤の副作用で一時髪の毛が抜けたそうである。
治療の中で、自分の人生をもう一歩深めたい、できれば少しでも人のためになる仕事をと考えるに至り、専門学校にも通い始めたと言う。
頑張っていて本当に嬉しかった。過去も未来もいまこの瞬間に全部含まれる。必死にいまを生きる彼女の努力は必ず花開く。私が祈るまでもないが、祈った。
話しを聞いてこちらが元気になり、「俺も今考えていることをもうちょっと突き詰めて、動き出してもいいかな?」と思った。
ほんの10分程度ながら話せてよかった。
わざわざ訪ねてくれて有り難く思った。
予定セットリスト記載あり
さて、今日の夕方はいつもの仲間たちとLIVE。私は歌わず、ギターでヘルプするだけだけど、私以外は60歳を越えた先輩達の選曲に合わせて、聴き馴染のない歌も練習しておいた。
先日、その皆さんでスタジオを借りて練習した。
ベースにキーボード、アコースティックギター2本、リズムはカホンというシンプルな構成で、ヴォーカルが3人、曲によって歌う人が違う。
2時間、あっという間に過ぎた。充分な練習ができたとはこれっぽっちも思えない(苦笑)。まぁ、いつものことで、あとは当日なんとかする!というのがこのグループのポリシーであり気合い。
練習時はTakamineギターを使い、本番ではオベーションスーパーアダマスを使う。
松山千春の「旅立ち」がいつも候補に挙がるが、ヴォーカルの先輩が「さびのところの声が出ない」と言っていつもキャンセル。自身が歌いたいので、私に「お前、これ歌え」とはならない(笑)。
演奏予定セットリストは以下
「白い冬」
「朝日のあたる家」
「サボテンの花」
「心の旅」
「卒業写真」
「木蓮の花」
「The Rose」
ベット・ミドラー(Bette Midler)
―「The Rose」
Just remember in the winter
Far beneath the bitter snows
Lies the seed that with the sun’s love
In the spring becomes the rose
ちょっと思い出して 冬には
厳しい雪のずっと下で
じっと耐えている種が 太陽の愛で
春にバラとなって咲くことを