2022年12月4日
「松山千春 ON THE RADIO」(1)
 

 

番組の終わりに自身の楽曲「人生の空から」が生まれた経緯を改めて語っていた。

 

このエピソードはこれまで何度も語ってきているもので、北海道外で作ったということも含めて、それだけ松山千春自身の中ではインパクトのある生まれ方だったんだろう。

 

12月4日の語りについては以下のマット上に記載した。加えて、今年7月31日放送の同番組でも「人生の空から」誕生エピソードとこの曲に対する思いを語っていたので、さらにその下<2022年7月31日 「松山千春 ON THE RADIO」(3)>に記載した。

 

(53:02~)
今回は(この後)大阪(12月7日)、神戸(9日)とコンサートに行きますんで。そしてその後は富山県の魚津(14日新川文化ホール)、そして福井(16日)、福井のコンサートは北海道以外で行う今年最後となるわけでありますが。

富山県と言えばですね、私、ほんとに忘れもしない、駅の横にあったホテル、今はもう替わっちゃったらしいけど。そこでですね、コンサートが終わって夜中、ギターを抱えて曲が出来たんだ。富山県高岡のホテルで。「人生(たび)の空から」っていう曲ができてな。
今でも(コンサートの)アンコールやなんかで歌っていますけどね。



この「人生の空から」を歌うたびに、あの高岡での一夜、別に女もいなかったし、メンバーと一緒でもなかったし。なんかすごいな、なんせ駅の横だから、それこそ列車の音が聞こえるわけだよ。いかにも“おお~、俺は今旅の真っ最中だぞ~!”っていう気がして、こういう歌を作らせたんではないかなと思いますが。

今回も最後まで聴いていただいて本当にありがとうございます。どうか健康に気を付けられて。また来週。松山千春「人生の空から」

 

松山千春―「人生の空から」(シングル音源)

松山千春―「人生の空から」(1982年LIVE音源)

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  2022年7月31日
「松山千春 ON THE RADIO」(3)

 

松山千春は、今年の秋のコンサート・ツアーでは、これまで恒例だった東京、名古屋、大阪の2日間公演を一日にして、その分周辺都市を回ることを表明し、それがツアー・スケジュールにも反映されている。

 

そうした方針がファンからも喜ばれているようで、それに関するリスナーからのメールを紹介しながら、あらためて語っていた。

 

仮にアリーナツアーを行ったとしても、今や全会場チケット完売というのはとてもハードルが高いだろうし、以前松山千春自身がラジオで「俺の実力は俺が一番よく分かっている」と語っていた(様々な意味合いがあると推察したが)ことを考えても、今後アリーナツアーを行うことはまずないと思う。

 

ここではそれとはまったく別の話しとして、全盛期の頃も、46年目に入った今もまったく変わらず、全国各地細かく、下世話な話しだが、採算が取れるのか?と思えるような少ない客席数の会場にまで足を運び、歌を届けるという変わらない姿勢が松山千春らしくてよいと心から思う。

 

(44分18秒~)

―リスナーからのメール(要旨)―
秋のコンサート・ツアースケジュールに6年ぶりに茨城県、結城市民文化センターアクロスが入っていることを嬉しく思います。絶対参加します。自分は透析患者のため週末にしか遠出はできません。千春さんが結城まで来てくれるなんて涙もんです。


今回な、東京2日間を一日にして、関東各地へスケジュールを広げろ(と指示した)。俺は、いい結果になってるんじゃないかなと思うんだけどなぁ。

―富山県高岡に住むリスナーからのメール(要旨)―
千春さんが40年前にコンサートをされた高岡市民会館は耐震基準を充たしていないため、現在解体されています。長い間、地元の音楽イベントの会場だった思い出の会館がなくなるのは本当に寂しいです。千春さんが宿泊された高岡駅前のホテルは当時ながもりプラザホテル(正式表記不明)と呼ばれていた建物だと思います。1階がパチンコ屋でしたよね。現在は別のホテルにリニューアルされ、1階はコンビニです。時代の流れですね。


この高岡の泊まったホテル、1階がパチンコ屋さんでさ、とにかくうるさいんだよなぁ。(あのパチンコ屋独特の音楽が)かかるからなぁ。けど、そこでなぜかしら…ま、俺はいつもギター持って寝てるからね。そんなやかましいホテルで「人生の空から」っていう曲を作ったんだよ。



だからコンサートで「人生の空から」を歌う時には、高岡のみんなに承諾を得て…“今回は歌っていいでしょうか?”(笑)みたいなな、気持ちになるわけだよ。いや、ほんとにそうなんだよなぁ。


(48分29秒~)

ま、ほんとに今回はね、東京、名古屋、大阪、2日間のところを一日にして各地へスケジュール、振りました。できれば、みんなの所へ俺が出向いて行こうと思ってます。楽しみにしていてください。

 

松山千春ー「人生の空から」(1980年ライブVer.)