『到知』10月27日記事リブログ&10月28日記事リンク
(抜粋)
〈鈴木〉
若い頃、「なんでこんな出来事が起きるのだろう」と思っていたことが、長い年月を経た後に、それが人生の曲がり角で自分を成長させてくれていた大切な経験だったことに気づく。歳をとることの素晴らしさは、そういう過去を振り返って見直せるところなんですね。
〈田坂〉
そうですね。人生の深い叡智を学びながら、歳を重ねていくと、不幸や不運に思えた過去の否定的な出来事が、一つ一つ、「ああ、あれがあったからこそ、成長できた」という思いで肯定していけるのですね。人生を肯定していくこの力は、歳を重ねていくにつれ磨かれていく、素晴らしい魂の力と思います。
田坂広志さんが生死の境で掴んだ覚悟 ~『致知』2021年12月号より~(10月28日記事)
田坂広志氏の知見、考え方などは講演映像などを通して田坂広志のYou Tube公式チャンネルや、それらを公式に配信している「GLOBIS知見録」チャンネルなどで触れることができる。
何年も前からそれらの多くを視聴してきた。
上の2本の「致知」記事の内容は、田坂氏の人生観、生死観、思想の核となるものだと認識しているが、これらの内容を語っている講演を下に挿入した。
過去の偉人や哲学者の思想に触れてくると、ここで田坂氏が言っていることは”田坂氏初”のものではないことは分かるが、自身の体験に基づき、現代においてこういうことを真正面から語る人はそれほど多くないように思う。
4年前公開の70分の講演だが、聴く価値は充分ある。田坂氏のどの講演もそうだが、とくにこの講演は氏の気迫と聴衆を応援する思いにあふれている
田坂広志が語る
「すべては導かれている ー 逆境を越え、人生を拓く五つの覚悟 ー 」
※カバー写真:大倉山ジャンプ競技場展望台(札幌)2022年10月1日筆者撮影