2022年9月18日
「松山千春 ON THE RADIO」

 

10月7日、厚木市文化会館からスタートする「松山千春コンサート・ツアー2022秋」について、番組中2回語っていた(以下)。ツアースケジュールは本記事一番下のリンクから確認可。

 

(12分40秒~)

自分は今、秋・冬のコンサートへ向けて、こういう曲で、こういうかたちで歌って行こう…みたいな感じでね、一生懸命自分の曲を聴きながらね、“ん~1曲目はこれからかな?”とかね、“最後の曲はこれかなぁ?アンコールは??”とかな。これを考えている時はな、一番楽しいっちゃ楽しいしな。

ところがこれ、いざな…、リハーサルやなんかは当然その流れでやるんだよ。ところがその本番迎えてよ、今回の場合だったらね、10月7日厚木市文化会館、厚木が一発目なんだけど。厚木で歌ってみて、まぁ、客の様子を見てね、“ん~、これちょっと違うな”みたいなね。そういう時のためには、また別のパターンの曲順やなんかを考えたりね。ま、俺は俺としてね、楽しみに、一生懸命、今選曲をしている最中です。



(42分31秒~)

松山千春のコンサート・ツアー2022秋・冬、スケジュールはもう発表になってますが、(…)~この後、初日の厚木から最後の札幌までの全会場と日程を読み上げる~

毎年(12月)24日、25日、クリスマス・イヴ、クリスマスは(札幌でコンサートを)やってたんですけどね。うちのマネージャーの元が、「会館が先に使われることになっていて、うちのスケジュール、24日、25日、無理でした~」っていうことになってな。だから今年はツアーが終わるのがちょっと例年より早くなりますけどね。

俺はな、「その後(年内)、まだ何日かあるんだからね、道内何か所か、北見だとか帯広だとか釧路だとか(入れられないのか?)」って言ったら、(マネージャーが)「どこもいっぱいなんです」…これね、マネージャーに「どこもいっぱいなんです」って言われたらね、「ああ、そうなんでしょうねぇ」と答えることしかできない。ねぇ~、情けない状態ですけどねぇ。

まぁ、秋・冬のコンサート、楽しみにしてますんで、機会があったら是非みなさんも一度会場に足を運んでみてください。

 

聴衆の様子(反応)を見て曲を変える場合がある、とのくだり。確かにそういう面もあるだろう。2日間同じ会場での公演の場合、2日目の曲を1、2曲程度変えるということを含めて。

ただ、40数年コンサートに通い続けてきて、また特にここ20年ぐらいでより顕著になってきたと感じることは。


お客さんの反応を見て曲目を変えるというよりも、松山千春自身が歌ってみてしっくり来なかった曲、座りの悪かった曲を変えるというパターン、あくまで松山千春本人の事情で変えることが多いように感じている。そのツアーで伝えたいメッセージともまったく関係なく。

そうすると、結局いつのツアーも、どの会場もだいたい似たり寄ったりのセットリスト、つまり松山千春が歌いやすい同じような曲がいつも並ぶ、というパターンの方が多いんじゃないかな。

ともあれ、ここまで来ると1回1回の公演がとても貴重だと個人的には思うので、毎回聴いている多くの同じ歌は避けて欲しい。「長い夜」と「大空と大地の中で」は固定でいいと思うが。

今回のツアーのセットリストを考え終わった段階で、コロナで全部流れた2020年もあったので、少なくとも過去4年ぐらいまで遡って、その時のセットリストと今回のセットリストを照合してみて、まずは重複具合をチェックする、そういうひと手間をかけて欲しい。