(稲盛和夫氏/OFFICIAL SITE)

 

KYOCERA Japanは8月30日、同社創業者・名誉会長であり、KDDI株式会社最高顧問、日本航空株式会社名誉顧問、公益財団法人稲盛財団創立者の稲盛和夫氏が、2022年8月24日(水)、京都市内の自宅にて、老衰のために永眠していたことを発表した。

 

これを受け、30日にはテレビ各局、新聞各紙などがその訃報を報じていた。

 

電子産業の発展、通信事業の自由化、文化事業や社会福祉への注力、「盛和塾」での人材育成、世界各国との交流など、日本社会に残した功績は計りしれない。

 

ご冥福をお祈りします。

 

 

稲盛氏は同郷(鹿児島県)の長渕剛とも親交があった。

 

月刊誌「致知」では2021年4月号に「我が心の稲盛和夫」という特集を組み、各界を代表する方々が稲盛和夫氏との出会いや人となりを伝えている。長渕剛はその5人目に掲載されていた。

折に触れて稲盛氏が長渕剛に対して語った多くの言葉の中で、長渕剛が一番心に残っている言葉は次のふたつ。

 

「人のために生きろ」

「自分の命は自分のものではない。借りものだから、生まれた時より少しでも魂を美しく磨いてお返しするんだ」


「致知」で長渕剛が語った内容を記載した記事をリブログした。

 

(稲盛和夫 OFFICIAL SITEから)
 

稲盛和夫 Inamori Kazuo

1932年、鹿児島市に生まれる。1955年鹿児島大学工学部を卒業後、京都の碍子メーカーである松風工業に就職。

1959年4月、知人より出資を得て、資本金300万円で京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。代表取締役社長、代表取締役会長を経て、1997年から取締役名誉会長(2005年からは名誉会長)を務める。
また1984年、電気通信事業の自由化に即応して、第二電電企画株式会社を設立。代表取締役会長に就任。2000年10月、DDI(第二電電)、KDD、IDOの合併によりKDDI株式会社を設立し、取締役名誉会長に就任。2001年6月より最高顧問となる。
2010年2月には、政府の要請を受け日本航空(JAL、現日本航空株式会社)会長に就任。代表取締役会長を経て、2012年2月より取締役名誉会長(2013年からは名誉会長)、2015年4月に名誉顧問となる。
一方、ボランティアで、全104塾(国内56塾、海外48塾)、14,938人の経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注いだ(1983年から2019年末まで)。
また、1984年には私財を投じ稲盛財団を設立し、理事長(現在は「創立者」)に就任。同時に国際賞「京都賞」を創設し、毎年11月に人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。(2021年5月現在)