2022年8月14日
「松山千春 ON THE RADIO」(2)-1
番組全編を通して、8月8日に開催した「松山千春シンガーソングライター・オーディション」(最終審査)について語っていた。最終審査に残った10組それぞれを紹介し、若い才能を称えていた。
オーディションには全国から140組を超える応募があったという。18歳から29歳という応募条件に関わらず、30~40代からの応募も多かったという。おそらく、その30~40代の応募者、とくに40代の方々は松山千春が歌う姿に直接触れ、影響を受けて、そうした道に今もタッチしている方々が多いんじゃないかなと思う。
これまで「松山千春シンガーソングライター・オーディション」に関する記事は以下のリブログ記事に蓄積してきたが、14日のラジオでは相当長く語っていたため、最終審査に関する松山千春の発言記事を独立させて書き残すことにした(第1回目/全2回)。
これまでの同オーディションに関する松山千春の発言や経過情報などは下のリブログ記事に記載している。
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「松山千春シンガーソングライター・オーディション」(最終審査)
について語る①

(3分25秒~)
私は8月8日、「松山千春シンガーソングライター・オーディション」、この最終審査を行いましてね。STVホール、まぁ、このラジオ局の横にあるホールなんですけどね。そこで、第一次審査を通った10組の方々にね。もちろんシンガーソングライターですから、自分たちで作った曲を2曲披露してもらうことになりましてね。
最終的にね、審査員は一応私が審査委員長っていうね。あとは音楽関係者、ラジオ局関係者、で、とくに俺が意見を求めたのはアレンジャー、まぁ、自分の曲もアレンジしてもらったことがありますけどね、坂本(昌之)君、彼はアレンジャーだからな。音楽のことは大概…みたいな感じで付き合ってもらいましてね。
ん~、正直言って、人の歌を2時間以上か?ずうっと聴いてたけど、楽しかったなぁ。それとまた第一次審査を通って来られた方々は、みんなほんとに上手だったな。とくにギター、弾き方や、ピアノもセンスのいい弾き方をされてたな。結局、第一次審査を通ったのは…(この後10組を紹介)以上、10組の方に歌っていただきまして。
歌い終わってからね、みんな(審査委員等)で楽屋で、“ん~どうしよう、これすごい粒ぞろいで誰を1位、グランプリ(にするか)、どうしよう…”っていろいろ考えた結果、「優秀賞」と「最優秀賞」、この2名を決めよう、そして我がオフィス・ゲンキ、うちの事務所でちゃんと、プロへの登竜門、扉を開かせよう、ということになりましてね。

まぁ、できれば、ほんとは多くのみんなにね、(最終審査を公開して)聴いてもらえたらよかったんですけどねぇ。何といってもこれ(…)(最終審査は非公開で)やりましたからね。
それぞれ個性がほんとにすごかったです。(この後10組、それぞれの楽曲などについて伝える)2曲歌ってもらうからさ、持っている音楽に対する、歌に対するそういうものはレベルが高い。(…)
俺がさ、それこそ1975年か?全国フォーク音楽祭北海道大会で予選落ち。その時のレベルとはまた全然違うしよ。あと、詞の内容とか、目レディラインとか、これもまた全然違っていて、新鮮に感じたわなぁ。で、そんな中から優秀賞と最終優秀賞、まず優秀賞の方を聴いてもらいたい。優秀賞はね、紫牟田吏沙(しむた つかさ)さん。これみんなにもね、じっと聴いてもらいたいんだけど。「琥珀の雨」