2022年8月7日 
「松山千春 ON THE RADIO」(1)

 

翌8日が46回目の自身がファースト・コンサートを開催した日(1977年8月8日)であることから、そのことを中心に語っていた。

またこの日にちなんで開催する松山千春主催「シンガーソングライター・オーディション」の最終審査について、自身の「全国フォーク音楽祭」北海道大会出場時のエピソードを交えつつ語った。

 

オーディション最終選考が終わった8日の22時25分、日刊スポーツがこの件を報じていた(以下全文)。

 

また記事の下に、このオーディション開催を発表した際の、主催者・松山千春挨拶(2022年4月1日付)を再掲した。

 


(33分24秒~)

いよいよ明日(8月8日)はねぇ、シンガーソングライターのオーディション(最終審査)をやらせていただくわけでありますけどね。

(42分26秒~)
さて、明日はね、松山千春主催「シンガーソングラーター・オーディション」(最終審査)をやるわけでありますけどねぇ。うちの事務所、オフィスゲンキ挙げてのお仕事ですからねぇ。また各放送局やレコード会社、コロムビアの執行役員(…)涌井君もこの時間(7日)から札幌に入って来て。

(54分38秒~)
8月8日は、45年前、俺が21歳の時、初めて有料のコンサートをやった日でありますから、明日は楽しく(シンガーソングライター・)オーディンション、みんなの歌を聴かせていただきたいと思ってます。また、結果についてはみなさんに後日報告です。

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「第2の松山千春」オーディション最優秀賞に劇団員の小川哲央さん 最終審査の3分の1は女性
[2022年8月8日22時25分]日刊スポーツ

 

デビュー45年を迎えた歌手松山千春(66)が主催する、シンガー・ソングライター発掘オーディションが8日、札幌のSTVホールで行われ、最優秀賞に小川哲央さん(23=東京)優秀賞に福岡在住の柴牟田更沙(しむた・つかさ)さん(25=福岡)が選ばれた。
 


当初は「第2の松山千春」とアピールしていたが、最終審査に残った出場者10組のうち、3分の1が女性というオーディションとなった。千春は「出場者全員、素晴らしい才能を持っている」と評価。小川さんと柴牟田さんは千春の事務所「オフィス・ゲンキ」に所属し、メジャー・デビューを目指す。

アーティスト自らが主催者となって、オーディションを開催するのは珍しい。「10年後、20年後でも通用できる実力派のシンガーを発掘したい」という千春の願いから企画された。4月1日から募集を開始し、全国から140組を超える応募があったという。ただ、募集条件は18歳から29歳だったが、30~40代からの応募も多かったという。

千春は75年「全国フォーク音楽祭」に出場したことがキッカケとなりデビューした。音楽祭では北海道大会で落選も、審査員を務めていたSTVラジオのディレクター、竹田健二氏との出会いもあり、2年後の77年にレコードデビュー。そして、8月8日は「北海道厚生年金会館(札幌)で初めて有料のコンサートを行った記念の日」だと千春は強調した。

千春は「自分のやってきた活動には悔いはないが、ただ1つ、次代を担う新しいシンガー・ソングライターを、自分が関わって育てたいと思った」。その一方「時代も変わり、自分が年をとったせいもあるかもしれないが、最近の曲は、いくら聴いてもなかなかいいなあと感じられるような、心に刺さるような楽曲がないなって感じていた」。今回はシンガソングライターとして、いわば千春の“後継者”を発掘したい意向だった。

最終審査で10組の歌を聞いた千春は「出場者全員が原石だった。これからも曲作りを続けていってほしい」と言うが、10組の中で2組が姉妹ユニットと男女ユニット。さらに女性ソロが5人だったことに「驚いた。正直言って男性はもっと頑張ってほしかったな」と思わず本音も漏れた。

最優秀賞の小川さんは多摩美大を卒業後、現在は劇団民話芸術座に勤務中。宮沢賢治の大ファンでオリジナル曲は「50~60曲持っている」と言う。柴牟田さんは、派遣会社に勤めながらシンガー・ソングライターを目指してきた。

今後はデビューを目指してバックアップしていくが、千春は「老若男女に愛されるシンガー・ソングライターを目指して、一緒に切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と意気込んだ。

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松山千春 ご挨拶
1975年、もう47年前になりますが自分は全国フォークコンテストに出場したことがきっかけでこの世界に入り今も歌い続けることが出来ています。
時代も変わり、自分が年を取ったせいもあるのでしょうが最近の曲を聴いてもなかなかいいなあと感じられるような、心に刺さるような楽曲がないと感じていました。
最近ふと、自分もあと何年歌っていられるかなと思うこともあります。
そう思ったときに自分も経験したように次の世代の子達にチャンスを与えることが出来ないかと考えました。
そこで今回各方面の皆さんの協力を得て松山千春が主催するシンガーソングライター・オーディションを開催することと致しました。
最優秀と認めた方には私が社長を務める会社の所属アーティストとして老若男女に愛されるシンガーソングライターを目指して一緒に切磋琢磨していきたいと思います。   松山千春