矢沢永吉

「ザ!世界仰天ニュース」

VTR出演

 

矢沢永吉が、7月19日午9時から放送されたバラエティー番組「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)にVTR出演し、1998年、オーストラリアで被害に遭った“35億円詐欺事件”の経緯と真相をインタビューで語った。

 


(↑写真Clickで矢沢永吉公式Instagram動画へリンク)

 

矢沢は1980年代後半、世界進出の夢を実現するため、銀行から35億円を借りてオーストラリアの土地とビル2棟を購入。その運営を信頼していた二人の知人に任せたが、10年後、その土地とビルは矢沢の知らぬ間に競売にかけられ、他人の手に渡ったことが発覚する。
 

信頼していた二人に裏切られたショックで髪の毛は抜け、過呼吸にもなった。

 

さらに被害者であるはずの矢沢は、「だまされた矢沢が悪い」とマスコミからはバッシングを受けた。そこから這い上がり借金を全額返済するまでの矢沢の当時の戦いと心境を語った。再現ドラマを軸に、当時の実際の映像も交えながら、詐欺事件の真実を明らかにした。

 

以下、番組の中で流れた矢沢語録(抜粋)。

 

―自分の土地とビルが奪われたと知った時、矢沢さんどんなお気持ちでしたか?―

 

それはもうショックですよ。ビックリを通り越してショックだったですね~。こんなことがあるのか?みたいな。

まだ、(事件が)分かった時、と言っても、何がどうなったかよくそこまでは分かりませんから。ただ人の手に渡ったらしいと。えぇっ!という感じでしたね。

 

―正直、挫けそうになった時は?―

 

ある、ある。髪の毛どれだけ抜けたか。それに過呼吸。寝ていてもね、”これが過呼吸か”っていう状態。(…)あの時はね、どんよりとした雲が僕の上に覆いかぶさっているような感じ。ず~っとどんより。

 

”あぁ、矢沢、騙されちゃってバカだね”っていうふうに世間も思っただろうし、メディアはそこを面白くおかしく書き立てるわけじゃないですか。俺が…倒れるのを待ってるんだろうなって思いますよね。倒れるってことですよ。例えば破産宣告するってことでしょ。そこをつねにガーっと引っ搔き回すのがメディアでしょ。

 

そしたら僕は”こいつらにはいい思いをさせたくないな”っていう思いになりましたね。こいつらギャフンと言わせる方法は何だろう?って思ったら、絶対に借金返さなきゃいけないんだな、っていうところにいきました。借金をちゃんとかたつけて。だから個人破産とかでは解決しないんだ、っていうところにいきましたね。

 

―番組のラストで―

 

僕に限らずすべての人、人生、いろいろあります。ちょっとにがいとか苦しいとかつらいとかいうことの方がひょっとしたら多いのかも知れない、このわれわれ生きている毎日は。

 

 

でもね、僕は昔なかなかキザなことを言ったことがあるんですけど。

人は、一瞬のハッピーがあったらまた走れるんだよ、って言ったことあるんですよ。まさにそうだと思います。

 

つらいことの方が多いかもしれないけど、ちょっといいことがあればまた来週1週間頑張ろうと思えるのが人だから、まぁ、頑張っていきましょう!よろしく!

 

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