5月1日の「松山千春 ON THE RADIO」

 

この日の放送では、松山千春と生前親交があり、松山千春が尊敬し大好きだったフォークシンガー加川良(2017年4月5日死去 享年六十九)の歌を3曲かけた。「百円札」と「海を背負えば」をかけた後、番組の中盤で「俺はお客さんを背負っている。恩師・竹田健二さんと出会ったのは運命だった」と語った。その部分の語りは以下のマット内に記載。

 

当たり前のことだけど、「夢」であれ「望み」であれ「希望」であれ、一面的にそれらの言葉に付く動詞の違いはあれど、それらを叶えるためには、具体的なアクション、努力が必要であることには変わりない。

 

強い意志と祈りをベースに、そのアクションが具体的で着実であればあるほど、「夢」「望み」「希望」は叶うものでしょう。

 

 

(加川良:左と、松山千春:右/松山千春写真集「激流」から)

 


「海を背負えば」…人は誰しも何かを背負って生きてるんだと思うよ。それが山なのか空なのか、川なのか、海なのか、都会なのか、田舎なのか、男なのか、女なのか。愛する人なのか。俺はお客さんだな。お客さんを背負って全国、あちこちでコンサートをしていく。

よくよ、「夢」を見る、お前たち、夢はいくらでも見てください。こんな夢を見た、あんな夢を見た、それはもう全然ありです。しかし「望み」は違う。「夢」と「望み」「希望」は違いますよ。

「夢」は見ますけど、「望み」は「希望」は持ちますよね。その「望み」を持った時に今自分が何をすべきか。何をするべきなのか。行動を起こさないと「希望」には、「望み」にはなりませんよね。「夢」と「希望」は違うんです。

これからも「夢」をいっぱい見て、そして「希望」を持って、どこへ行きたいか?そのためには今この年齢で自分は何をやるべきなのか…ぜひ考えて欲しいですね。「夢」…いくらでも見てください。「望み」を持った時には何かを始めてください。


(竹田健二氏:左と、松山千春:右)
―富澤一誠 著「松山千春―さすらいの青春」から―


じゃ、松山千春はフォークシンガーになったのは「夢」なのか、「希望」だったのか…「運命」です。私がフォークシンガーになったのは、このSTVラジオの竹田さんというディレクターと出会った運命です。

加川良と東京キッドブラザース「十月は黄昏の国」

 

加川良と東京キッドブラザーズ― 「十月は黄昏の国」

 

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11/18(木)・19(金)東京国際フォーラム