ゴロフキンが村田諒太にガウンを贈ったワケ 陣営も驚き「見たことない。尊敬を感じた」
2022.04.09 著者 : THE ANSWER編集部
ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級(72.5キロ以下)王座統一戦が、9日にさいたまスーパーアリーナで開催され、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がWBAスーパー王者・村田諒太(帝拳)に9回TKO勝ち。王座統一を果たした(IBFは2度目の防衛)。
記事抜粋
試合後、会見場に現れたゴロフキンは、打ち合いを演じた村田にガウンを贈った理由を明かした。
――王座統一した気持ちは。
「私のキャリアの中で最もビッグで、最も印象に残る日。(今は)感情というものが最後まで掴み切れないというか、実感できない」
――試合後は村田と言葉を交わし、自らのガウンを着させた。どんな気持ちだったか。
「ムラタには温かい気持ち、親近感を持っている。尊敬している。所属先も強いチーム、ジムであると前から知っている。優れたチャンピオン。ガウンはチャパンと言って民族衣装。カザフスタンには、チャパンを最も尊敬する人に贈るという習慣がある。彼に敬意を表して贈った」
◆ゴロフキンのプロモーター、トム・ローフラー氏
「ゴロフキンがガウンを対戦相手にプレゼントしたことは見たことがない。ムラタに対する大きな尊敬、リスペクトだと感じた」
※記事、カバー写真:THE ANSWER編集部