<2022.12.20 ILで公式音源2本挿入、青字箇所加筆>

<2022.4.3記事>

 

IHIの新企業CM「大空と大地の中で」篇が3月31日からTV、WEBにて放映が開始された。

 

IHI、旧社名は「石川島播磨重工業(Ishikawajima-harima Heavy Industries)」。グローバルブランドの強化を目指し、2007年にIHIに社名変更した。

⇒ 株式会社IHIホームページ

 

IHIは総合重工業グループとして、資源・エネルギー、社会インフラ、産業機械、航空・宇宙の4つの事業分野を中心に新たな技術創出と社会への価値を提供しつづけている。

 

【IHI】TVCM「大空と大地の中で」

時代の声に応え続ける技術篇

 

CMで使われている松山千春の「大空と大地の中で」は、1977年6月にリリースされた松山千春のファーストアルバム『君のために作った歌』に収録されているバージョン。

 

当時シングルでも何でもなくこのアルバムに収録されているだけだった「大空と大地の中で」

 

松山千春の楽曲の中でもっともスタンダード化している曲で、松山千春を知らなくても、この「大空と大地の中で」は知っている、一度は聴いたことがある曲。発表以来45年、今も人々を勇気づけ続けている名曲である。

 

CM自体は1853年、ペリー来航のシーン、つまり海のシーンから始まる。日本初の蒸気船を作ったIHIならではのオープニングだと思うが、海のシーンとこの曲の歌詞のミスマッチ的なものを少々感じたが、CM全編を見れば、同社が伝えようとする、時代と人々の要請に応え続ける挑戦の姿勢と、明日に向かって進む決意を歌ったこの曲の歌詞がよくマッチしていることが分かる。

 

同社はこの曲を使ったことについて―

 

松山千春さんの「大空と大地の中で」(1997年リリース)の雄大な曲にのせて、江戸時代から私たちがつくってきたもの、事業領域が広がっていく歴史、そして、これからもIHIの技術力と人材力で社会に貢献し続ける姿勢を、静かに、熱く伝えています。

と同社プレスリリースに掲載した。

※「1977年」の誤記と思われる。この曲は後年リメイクされているが、それも1998年。

 

👇現在(2022年12月20日)もそのCMを見ることができる。

 

CM動画の紹介(☜リンク)

 

さらに「大空と大地の中で」タイトル下の<裏話>をクリックすると松山千春のプロフィールも掲載されている。

 

(プロフィール) 

まつやま・ちはる
「'75 全国フォーク音楽祭」北海道大会に出場したことがきっかけとなり、1977年1月「旅立ち」でデビュー。シンガーソングライターとしての才能もさることながら、その卓越した歌唱力とスケール豊かな人間性、強烈な個性で多くの支持を得てきた。
自らの活動のルーツが 60年代後期の関西フォークであることを明言、数少ないメッセージ・シンガーとしての役割も大きい。
何事にも、常に前向きであることを信条とし、「歌は心の告白」という歌い手としての信念を貫き通している。
CMで使用している曲は、1977年リリース「大空と大地の中で」。
北海道足寄町出身。1955年生まれ。O型。趣味はゴルフとバスケットボール。北海道在住。

 

2022年12月18日に放送された「M-1グランプリ」でも株式会社IHIがスポンサーの一つになっていて、番組の間に同社CMが流れた。

 

IHI公式Twitterでも「今年もCMいかせていただきました」とツイートしていた。

 

普段テレビはニュース番組ぐらいしか見ないし、タイマー録画して見る場合も、CMはすべて飛ばすので、まだこのCMにはお目にかかっていないが、テレビやWEBから松山千春の楽曲が流れるのは本当に嬉しいことで、曲の一部ではあっても、多くの人々の心に沁みって欲しい。

 

松山千春―「大空と大地の中で」(1977年)

松山千春―「大空と大地の中で」(1998年Remake)

松山千春-「大空と大地の中で」(ライブ映像)

(2021年コンサート・ツアー(鹿児島・川商ホール)

 

    

果てしない大空と広い大地のその中で
いつの日か 幸せを 自分の腕でつかむよう

歩き出そう 明日の日に
振り返るには まだ若い
ふきすさぶ 北風に
とばされぬよう とばぬよう

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

生きる事が つらいとか
苦しいだとか いう前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

生きる事が つらいとか
苦しいだとか いう前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

果てしない大空と広い大地のその中で
いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう
自分の腕でつかむよう