<2022.11.11 ILで公式音源/写真挿入>
<2022.3.30記事>
2022年3月27日の「松山千春 ON THE RADIO」
松山千春の歌がかかったら合わせて弾こうと思って、手元にギターを置いておいて聴いた。
番組冒頭からウクライナ情勢について語ったあと、自身の「愛のぬくもり」をかけた。
作った松山千春本人の中では何らか現在のウクライナ情勢や人々への思いに繋がるところがあるのだろう。
松山千春―「愛のぬくもり」
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<2020.10.17記事>
さて、移動の車中で聴いている松山千春シングルコレクションアルバム『起承転結Ⅴ』(1990年4月リリース)。ちょうど社会に出たと同時に出た記憶に残るアルバム。
本当に久しぶりに聴く。
改めて聴いて 「愛のぬくもり」「TROUBLE」がいい。当時から気に入ってはいたが、こんなによかったっけ?というぐらい。
1988年11月にシングルとして「愛のぬくもり」がリリースされ、そのカップリングが「TROUBLE」。
愛のぬくもり
当時明治乳業のCMに使われていて、白い荷台があるバイクに乗った女性が何かを配達している映像はおぼろげながら覚えている。久しぶりにテレビCMから松山千春の歌が流れて来たのが嬉しかった。大学時代カラオケに行くとよく歌った。
これを書きながら、確かどなたかが松山千春のCMソングを集めた動画をYouTubeにアップされていたのを思い出し、捜してみたらあった。以下の映像の5分01秒時点から「愛のぬくもり」が流れるCMが始まる。
1978-1989 松山千春CM集
一番の歌詞で
お前の胸に抱かれ 眼りつけば
生きてゆく事さえも 遠い幻
戦う前は いつでもこうして
おまえに 甘えてしまう
と男性の心境を歌い、二番では
あなたを腕に抱いて いつも思う
これが最後で二度と 戻らないの
見送る前は わずかな時間も
あなたを 見つめていたい
と女性の心境を歌う。最後のサビでは
男の夢と女の望みが
はかなく からみもつれて
指の先まで残る 愛のぬくもり
ある程度普遍化して、男性の気持ちと女性の気持ちを交互に歌いながら、夢を追うか、現実に生きるか、ふたつの違う指向性の中にも共通して「愛のぬくもり」があると歌う。
TROUBLE
高校時代、松山千春が奥様との婚約を発表された後だったと記憶するが、松山千春へのインタビュー記事が女性週刊誌に掲載されたことがあり、立ち読みした。
内容は孝子夫人とお付き合いしていた頃の結婚前秘話的なもので、一旦は彼女(孝子夫人)と別れ話をした。その直後、男友達に「あいつと別れてきた」と言ったら、その友達が「馬鹿か、お前は。なんであんないい女性と別れたんだ」と怒られた。
思い直した松山千春がすぐにスナック?に駆けつけたら、彼女が目に涙を溜めて一人で飲んでいた―うるおぼえだけど、そんな内容だった。
その少し後に出たこの「TROUBLE」を聴いて、これはその時のことを歌ったんだろうな、と思った。
グラスを持つ手が震えてる
言いだしきれずにいるんだね
お前に電話をかけたとき
気づいていたさ
引き際の悪い男だと思っているのさ
自分でも
時間が止まるとうれしいね
踊りあかそう
Troubleのりこえて
二人はここまで たどりつき
Troubleいつだって
信じてきたはずさ
―やっぱり今聴いても、あのエピソードを思い出す。
↑「とかち新聞第921号」(昭和59年/1984年4月25日発行)。結婚前、孝子さんの写真が一面トップで掲載されている。
『起承転結Ⅴ』―アルバム全体から、デビュー初期でもないし、90年代以降の世界でもない、何とも言えない”あの当時の松山千春の良さ”が伝わる。
「起承転結Ⅴ」
収録曲
1.春夏秋冬
2. ブルース
3. いつのまにか
4. 幸せ
5. 愛のぬくもり
6.TROUBLE
7.午前3時
8. Say
9.抱きしめたい
10. ホーム・タウン
11. SWAY
12. 希望